初めてのお子様専用タブレットとして、amazon fire タブレットキッズの導入を検討されている方は多いのではないでしょうか。
Amazonタブレットキッズの料金は?Amazonキッズタブレットプロの違いは何なのかといった基本的な情報から、具体的にAmazon Fire キッズで何ができる?というできることの内容、さらには多くの方が気になるYouTubeの視聴に関する設定方法まで知りたいことは多岐にわたるはずです。
一方で安価なタブレットであるがゆえに、Fireタブレットの欠点は何?という不安や購入してから後悔しないための注意点も知っておく必要があります。
特に、購入に標準で付属するサブスクリプションサービスについて「Amazonタブレットキッズは1年後どうなる?」という疑問、つまり一年後に月額 払わない選択をした場合にデバイスがどうなるのかは購入前に必ずクリアにしておきたい点です。
この記事ではAmazonでも買えるこの人気タブレットの機能、価格、設定、注意点の全てをプロの視点から徹底的に網羅して解説します。
※クリックするとAmazon公式サイトに飛びます。
※期間内の解約で料金はかかりません。
この記事の内容
- Fireタブレット キッズモデルとキッズプロの具体的な違い
- Amazon Kids+の料金体系と1年後の自動更新に関する重要事項
- 保護者が行うべきペアレンタルコントロールの詳細な設定方法
- 購入前に知っておきたいメリットと、後悔しないためのデメリット
amazon fire タブレットキッズの基本機能

※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
ポイント
Amazonタブレットキッズの料金は?
Amazon Fireタブレットのキッズモデルは、お子様向けに特化して設計された機能と非常に手頃な価格設定が最大の魅力です。
モデルによって価格は異なりますが、どのモデルを選んでもお子様が安全に利用できる機能が標準で充実しています。
主なラインナップの通常価格と、セール時の参考価格は以下の通りです。
Amazonは「プライムデー」や「スマイルSALE」といった大規模セールを定期的に実施しており、セール期間中を狙うと通常価格から大幅に割引されるため購入のタイミングとして非常におすすめです。
購入を急がない場合は、セールの時期を待つのも賢い選択と言えるでしょう。
| モデル名 | ディスプレイ | 対象年齢(目安) | 通常価格(税込) | セール参考価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| Fire 7 キッズモデル | 7インチ | 3歳〜 | 13,980円 | 10,980円 (21% OFF) |
| Fire HD 8 キッズモデル | 8インチ | 3歳〜 | 19,980円 | 12,980円 (35% OFF) |
| Fire HD 8 キッズプロ | 8インチ | 6歳〜 | 19,980円 | 12,980円 (35% OFF) |
| Fire HD 10 キッズモデル | 10.1インチ | 3歳〜 | 23,980円 | 16,980円 (29% OFF) |
| Fire HD 10 キッズプロ | 10.1インチ | 6歳〜 | 23,980円 | 16,980円 (29% OFF) |
(※価格は変動する可能性があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。)
価格に含まれる充実の「3大セット内容」
キッズモデルの価格が単なるタブレット本体の価格ではない点が、最大のポイントです。
この価格には、以下の3つの重要なサービスとアクセサリーが含まれています。
- キッズ向け保護カバー
お子様が落としても安心な、非常に厚手で持ちやすい専用カバーが最初から付属します。
滑りにくく、衝撃をしっかり吸収する設計になっています。
- 2年間の限定保証
これが非常に強力です。
購入から2年間、故障や破損(水濡れや画面の破損といったアクシデントも含む)があっても、無償で交換対応してもらえます。「子どもがすぐに壊しそう」という保護者の最大の不安を解消する、手厚い保証です。
(出典:Amazonデバイスの保証と修理) - Amazon Kids+ 1年間使い放題
通常は有料(プライム会員でも月額480円)の数千点の子ども向けコンテンツ(アプリ、書籍、ビデオ、ゲームなど)が、購入から1年間無料で利用できます。
この特典だけでも年間数千円分の価値があります。
これら全てが含まれていることを考慮するとFireタブレット キッズモデルは、他のタブレットと比較しても初期投資と安心感の面で非常に高いコストパフォーマンスを誇ると言えるでしょう。
Amazonでも買える?販売店情報
Amazon Fireタブレット キッズモデルはその名の通り、基本的にはAmazon公式サイト(Amazon.co.jp)が製造元であり主要な販売店となります。
Amazon公式サイトで購入するメリットは在庫が最も豊富であること、そして何よりも「スマイルSALE」や年に一度の「プライムデー」といった大規模セールで最もお得に確実に購入できる点です。
Amazon以外の取り扱い店舗
以前はAmazon限定販売のイメージが強かったFireタブレットですが現在ではAmazonチャネルの拡大戦略により、一部の主要な家電量販店でも取り扱いがあります。
- エディオン(オンラインストア含む)
- ケーズデンキ(オンラインストア含む)
- ビックカメラ(オンラインストア含む)
- ヤマダデンキ(オンラインストア含む)
- ジョーシン(オンラインストア含む)
これらの店舗(オンラインストア含む)でもAmazon本体のセールと連動して、同じ割引価格で販売されることが多くなっています。
結局、どこで買うのがおすすめ?
「すぐに実物を見て買いたい」「お店独自のポイントを使いたい・貯めたい」という場合は、上記家電量販店での購入も選択肢になります。
しかし、セールの割引率や購入の手軽さ、配送の速さを総合的に考えるとやはりAmazon公式サイトでセールのタイミングを狙って購入するのが最もおすすめです。
特に「プライムデー」や年末の「ブラックフライデー」、定期的な「スマイルSALE」の時期はカレンダーをチェックしておくと良いでしょう。
Amazonキッズタブレット プロ 違いを解説
Fireタブレットのキッズ向け製品には、「キッズモデル(無印)」と「キッズプロ」の2種類が存在します。
同じインチ数のモデル(例:HD 10)でも両方のラインナップがあるため、購入時にどちらを選ぶべきか迷う方も多いです。
結論から言うと基本的なタブレット本体の性能(CPUやメモリ、ストレージ)は、同じインチ数のモデルであれば同一です。
主な違いは「対象年齢」とそれに伴う「付属カバーの仕様」、そして「ホーム画面のテーマ」の3点です。
お子様の年齢や発達段階に合わせて最適なモデルを選びましょう。
対象年齢とカバーの違い
最も分かりやすく、物理的な違いが「カバー」です。
- キッズモデル(無印):
- 対象年齢
3歳~6歳の未就学児向け。 - カバー
小さな手でもしっかりと握れるよう設計された、厚手で非常に頑丈な保護カバーが特徴です。
多くの場合、背面に折りたたみ式のスタンド兼取っ手が付いており持ち運びや動画視聴に便利です。
- 対象年齢
- キッズプロ:
- 対象年齢
6歳~12歳の小学生向け。 - カバー
高学年のお子様が持っても違和感のない、薄くすっきりとしたデザインのスリムカバーが付属します。
もちろん耐久性も考慮されていますが、無印モデルほどの厚みはありません。
- 対象年齢
ホーム画面とコンテンツの違い
対象年齢に合わせて、Amazon Kids+のホーム画面の「テーマ(見た目)」も自動で最適化されます。
- キッズモデル(無印)
幼児向けの明るい色使いで、キャラクターやアイコンを主体としたより視覚的で簡単な操作感のインターフェースが適用されます。 - キッズプロ
小学生向けに学習まんが、図鑑、プログラミングアプリ、読み物などが探しやすい少し大人びた本棚のようなテーマのホーム画面が自動で表示されます。
| 比較項目 | Fire キッズモデル(無印) | Fire キッズプロ |
|---|---|---|
| 対象年齢(目安) | 3歳~6歳(未就学児) | 6歳~12歳(小学生) |
| 付属カバー | 厚手で頑丈な取っ手付きカバー | 薄型でスタイリッシュなスリムカバー |
| ホーム画面テーマ | 幼児向け(アイコン中心) | 小学生向け(本棚風・検索しやすい) |
| タブレット本体性能 | 同一(同じHD 8、HD 10モデルの場合) | |
ポイント:6歳前後で迷ったら?
もしお子様が6歳前後(小学校低学年)でどちらにするか迷った場合は、「キッズプロ」を選ぶことをおすすめします。
理由としてプロモデルでもペアレンタルコントロール(管理機能)で年齢設定を低くすれば、幼児向けコンテンツを表示させることは可能です。
またお子様の成長は早いため、すぐにスリムカバーの方が使いやすくなる可能性が高いからです。
Amazon Fire キッズで何ができる?できること
Amazon Fire キッズタブレットの最大の強みは保護者の厳格な管理下で、お子様に安全なデジタル体験を提供できることです。
特に、購入から1年間無料で利用できる「Amazon Kids+」のサブスクリプションサービスにより、追加料金なしで膨大なコンテンツを楽しめます。
具体的にできることの代表例は以下の通りです。
学習アプリや知育ゲーム(数千点)
単なる遊びのゲームだけではありません。
ベネッセの「こどもチャレンジ」や「学研プラス」のアプリ、英語学習教材、計算ドリル、さらにはDeNAの「プログラミングゼミ」など有名な教育系コンテンツが豊富に揃っています。
ひらがな、カタカナ、算数、英語、プログラミング的思考まで遊びながら自然に学べるコンテンツが数千点用意されています。
読書(児童文庫・学習まんが・図鑑)
「角川つばさ文庫」や「講談社青い鳥文庫」といった人気の児童文庫シリーズや「日本の歴史」「世界の伝記」といった学習まんが、動物や恐竜、乗り物の図鑑なども読み放題の対象です。
タブレット学習だけでなく、お子様の読書習慣を身につけるための強力なツールとなります。
動画視聴(安全なコンテンツのみ)
ディズニー、ピクサー、ベネッセ、学研、NHK Eテレの番組(「おかあさんといっしょ」など)をはじめとする、Amazon側が厳選した安全な子ども向けビデオコンテンツが見放題です。
また、Amazon Prime Video(プライムビデオ)の子ども向け作品も一部閲覧可能となっています。
カメラ機能とお絵かき
タブレットにはインカメラとアウトカメラが搭載されています。
画質は高くありませんがお子様が自分で写真を撮ったり、ビデオ通話をしたり(保護者の許可が必要)、お絵かきアプリで作品を作ったりすることも可能です。
補足:大人も使える「通常モード」への切り替え
キッズモデルは、あくまで「通常のFireタブレット」に「キッズ向けのカバー」と「サブスク(Kids+)」が付いたパッケージ製品です。
保護者が設定した暗証番号を入力してプロフィールを切り替えればKindleでの読書やPrime Videoの視聴、Alexaの利用、Webブラウジングなど大人が使う「通常のFireタブレット」として全く問題なく使用できます。
お子様が寝た後に大人が電子書籍を読むといった使い方も可能で、一台を家族で共用することもできます。
保護者が行う初期設定の方法
Fireタブレット キッズモデルを「安全に」使うためには、保護者が最初に行う「ペアレンタルコントロール」の設定が非常に重要です。
この設定こそが、本製品の核となる機能です。
設定自体は画面の指示に従うだけなので、決して難しくありません。
主な設定手順は以下の流れになります。
- タブレットの起動とWi-Fi設定
まずタブレット本体を起動し、ご家庭のWi-Fiネットワークに接続します。 - Amazonアカウントでログイン
保護者(購入者)のAmazonアカウントでログインします。
このアカウントに各種設定やKids+のサブスクリプションが紐付きます。 - 子ども用プロフィールの作成
お子様の名前と生年月日、性別(任意)を入力してお子様専用のプロフィールを作成します。
ここで入力する生年月日に基づいて、Amazon Kids+が表示するコンテンツ(アプリや本)が自動的にフィルタリングされます。 - ペアレンタルコントロールの基本設定
ここで「利用時間」や「学習タイム」などの基本的なルールを設定します。
絶対に設定したい「ペアレンタルコントロール」の重要機能
保護者は「Amazonペアレントダッシュボード」という管理画面(スマートフォンのアプリやPCのブラウザからもアクセス可能)で、お子様の利用状況を細かく管理・確認できます。
- 利用時間の設定
タブレットを使用できる時間帯(例:平日 16時~20時、休日 8時~20時)や、1日の合計利用時間(例:1日2時間まで)を厳格に制限できます。 - ベッドタイム設定
設定した就寝時間(例:20時)になると、タブレットが自動的にロックされ使用できなくなります。
「あと5分だけ」を防ぐのに効果的です。 - 学習タイム(Learn First)の設定
これが非常にユニークな機能です。
「学習目標(例:読書を30分、学習アプリを30分)」を達成するまで、ゲームやビデオなどのエンタメ系アプリが起動できないように制限する機能です。
遊びたい気持ちを利用して、勉強の習慣化をサポートします。 - コンテンツの管理
年齢フィルターをかけるだけでなく特定のアプリやビデオを個別にブロックしたり、逆に保護者が許可した特定のWebサイト(学校の連絡網など)のみを閲覧できるように設定することもできます。
これらの設定は後からお子様の成長や家庭のルール変更に合わせて、いつでも「Amazonペアレントダッシュボード」から遠隔で変更・確認できるので安心です。
利用状況レポートで「昨日どのアプリを何分使ったか」も把握できます。
amazon fire タブレットキッズ購入前の疑問

※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
YouTubeを見るための設定
Fireタブレット キッズモデルの購入を検討する保護者から、最も多く寄せられる質問の一つが「YouTubeは見られますか?」というものです。
結論から言うと、適切な設定を行えば視聴可能です。
ただし、FireタブレットはGoogle Playストアが標準搭載されていないため、一般的なAndroidタブレットやiPadとは視聴方法が少し異なります。
主な方法は以下の2つです。
方法1:Silkブラウザ(Webブラウザ)経由で見る(推奨)
Fireタブレットに標準搭載されている「Silk」というWebブラウザを利用する方法です。
この方法なら、アプリをインストールする必要がありません。
- 保護者プロフィールで、ペアレンタルコントロールの「Webブラウザ」設定を開きます。
- 「許可されたウェブサイトのみ」または「フィルタリングされたウェブサイト」を選択します。
- 安全のため、通常のYouTube(www.youtube.com)ではなく、子ども向けに設計された「YouTube Kids」(www.youtubekids.com)のURLを許可サイトとして登録します。
- 子ども用プロフィールでSilkブラウザを開くと、許可したYouTube Kidsのサイトにアクセスできるようになります。
この方法が最も安全かつ簡単ですがWebブラウザ上での操作になるため、アプリのように直感的な操作はしにくい場合があります。
方法2:YouTube Kidsアプリを追加する
Amazonアプリストアには公式のYouTubeアプリは基本的に配信されていませんが、「YouTube Kids」のアプリは提供されている場合があります。(※時期やモデルにより異なる可能性があります)
以下の手順で、子ども用プロフィールにアプリを追加します。
- まず、保護者(大人)のプロフィールに切り替えます。
- Amazonアプリストアを開き「YouTube Kids」アプリを検索して「入手(ダウンロード)」します。
- インストールが完了したらペアレンタルコントロール(プロフィール設定)を開き、「コンテンツを追加」を選択します。
- 「ゲームとアプリ」のタブから先ほど入手した「YouTube Kids」アプリにチェックを入れ、「完了」をタップします。
これで子ども用プロフィールのホーム画面に「YouTube Kids」のアプリのアイコンが表示され、起動できるようになります。
YouTube視聴時の絶対的な注意点
通常のYouTube(www.youtube.com)は、アルゴリズムによってお子様に見せたくない不適切なコンテンツ(暴力的、性的、過激な内容)が関連動画として表示されるリスクが常に伴います。
お子様にYouTubeを視聴させる場合はアプリ・ブラウザを問わず、必ず「YouTube Kids」を利用してください。
さらにYouTube Kids内でも保護者がログインしコンテンツ設定(例:未就学児向け、小学校低学年向けなど)を厳しく管理することを強く推奨します。
Fireタブレットの欠点は何?
Fireタブレットはコストパフォーマンスに優れた非常に魅力的なデバイスですが価格が安いことには理由があり、購入前に知っておくべきいくつかの欠点(デメリット)もあります。
これらを理解せずに「iPadのような万能タブレット」を期待して購入すると、後悔につながる可能性があります。
1. Google Playストアが利用できない(最大の欠点)
これが最大の欠点であり、Fireタブレットの最も特徴的な制限です。
FireタブレットはAmazon独自の「Fire OS」(Androidベースですがカスタマイズされています)で動作しており、Google Playストアが標準搭載されていません。
そのため、アプリは基本的に「Amazonアプリストア」から入手する必要があります。
これにより以下のような具体的な制限が発生します。
- LINEが使えない
家族や友人との連絡に必須のLINEアプリは、公式には対応していません。 - Google系アプリが使えない
Gmail、Google Maps、Google Drive、Google Chromeなど、多くの人が使い慣れたGoogleの標準アプリは利用できません(ブラウザ経由での利用は可能)。 - 特定のゲームや学習アプリがない
お子様に使わせたい特定のゲームや一部の学習アプリ(スタディサプリなど※)がAmazonアプリストアで配信されていない場合、インストールできません。
(※2024年2月よりスタディサプリはFireタブレットに対応開始しましたが、このようにアプリの対応状況は変化します。出典:PR TIMES - リクルート)
(※非公式な手段でGoogle Playを導入する方法もインターネット上には存在しますがAmazonの保証対象外となり、セキュリティリスクも伴うため決してお勧めできません。)
2. 動作速度(処理性能)が控えめ
iPadや他の高性能Androidタブレット(数万円以上)と比較すると、Fireタブレットの処理性能(CPUやメモリ)は価格相応に控えめです。
動画視聴や読書、軽い知育アプリ程度であれば全く問題ありませんが複数のアプリを同時に動かしたり、リッチな3Dグラフィックのゲームを動かしたりすると動作が遅く感じ(もたつく)カクカクすることがあります。
3. GPSが搭載されていない
FireタブレットにはGPS(衛星測位システム)機能が搭載されていません(Wi-Fiベースの位置特定は可能)。
そのため外出先でカーナビとして使用したり、位置情報を利用するゲーム(ポケモンGOなど)で遊んだりすることはできません。
4. カメラの画質が低い
搭載されているカメラはビデオ通話(ZoomやSkype)やQRコードの読み取り、簡単なメモ代わりの撮影は可能ですが画質は高くありません。
スマートフォンやiPadのような綺麗な写真を期待すべきではありません。
これらの欠点は「お子様が家庭内のWi-Fi環境で、決められた安全なコンテンツ(動画・知育・読書)を楽しむための専用デバイス」と目的を割り切れば、ほとんど問題にならないことが多いです。
しかし大人用のメインタブレットや、特定のアプリの使用を想定している場合は十分な注意が必要です。
購入後に後悔しないために
Fireタブレット キッズモデルの購入で「後悔」するパターンは、主に前述した「欠点」や仕様を理解していなかった場合に起こります。
「こんなはずじゃなかった」を防ぐために、以下の点を購入前にご家庭で明確にしておくことを強くおすすめします。
後悔しないための最終確認リスト
- 目的は「子ども用専用機」か?
このタブレットは「子どもが安全に使えること」に特化しています。
大人がメインで使う高性能機やiPadの代わりとしてクリエイティブな作業(お絵描きや動画編集)をしたい場合、動作の遅さやアプリの少なさに不満を感じる可能性が非常に高いです。 - 使いたい「特定のアプリ」はAmazonストアにあるか?
もし「子どもにこの学習アプリを使わせたい」「このゲームで遊ばせたい」という明確な目的がある場合、購入前に必ずPCやスマートフォンから「Amazonアプリストア」にアクセスしそのアプリが配信されているかを検索して確認してください。 - 主な利用場所は「Wi-Fi環境下」か?
FireタブレットはSIMカードに対応していないため、基本的にWi-Fi(無線LAN)環境下で利用するデバイスです。
外出先(Wi-Fiがない場所)で頻繁に使いたい場合は事前に動画や本をダウンロードしておくか、スマートフォンのテザリング機能などが必要になります。 - 「重さ」は許容できるか?
特に未就学児向けの「キッズモデル」は頑丈なカバーが付いている分、本体が重くなります。
例えば「Fire HD 10 キッズモデル」は約659g、「Fire HD 8 キッズモデル」でも約512gあります。
お子様が長時間手に持って使うには重すぎないか、可能であれば店頭などで実機に触れてみることも検討しましょう。
これらの点をクリアし「子ども用の動画・知育・読書端末」として割り切れるのであれば、2年間の手厚い保証やAmazon Kids+の特典も含めこれ以上ないほど優れた選択肢となるでしょう。
一年後どうなる?Amazonタブレットキッズ
Fireタブレット キッズモデルの大きな魅力である「Amazon Kids+ 1年間無料特典」。
この特典は非常に強力ですが、この無料期間が終了する「1年後」にどうなるのかは、購入前に最も注意すべき重要なポイントです。
注意:1年後は自動で「有料プラン」に移行します
無料期間が終了すると何もしなければ自動的に「有料プラン」に移行し、購入時にAmazonアカウントに登録されている支払い方法(クレジットカードなど)に対して月額料金の請求が自動的に開始されます。
「1年経ったらいきなり請求が来た」と驚かないよう、この仕組みを必ず理解しておきましょう。
有料プランの料金体系(1年後から適用)
1年後の無料期間終了後に適用される有料プランの料金は、保護者(購入者)のAmazonアカウントが「プライム会員」かどうかで大きく異なります。
| プラン | Amazonプライム会員 | 一般会員(非プライム) |
|---|---|---|
| 月額プラン | 480円 / 月 | 980円 / 月 |
| 年間プラン | 4,800円 / 年 (月あたり400円) | 9,800円 / 年 (月あたり約817円) |
(※料金は2025年10月時点のデータベース情報です。変更される可能性があるため、最新の料金は公式サイトでご確認ください。)
見ての通り、プライム会員であれば一般会員の半額以下で利用できます。
もしFireタブレットの購入を機にプライム会員になる(または継続する)場合、このKids+の料金メリットも考慮に入れると良いでしょう。
自動更新の停止(解約)方法
もし1年後に有料プランへ移行したくない場合(=月額を払わない選択をする場合)は、無料期間が終了する前に保護者自身で「自動更新を停止(解約)」する手続きが必要です。
手続きはAmazonの「アカウントサービス」→「メンバーシップおよび購読」の管理画面から、Amazon Kids+の自動更新をオフにするだけです。
忘れないように、購入から11ヶ月後などにカレンダーにリマインダーを登録しておくことを強くおすすめします。
(参照:Amazon Kids+ サブスクリプションを管理する - Amazonヘルプ)
月額 払わないとどうなる?
前述の通り1年後に有料プランへ移行したくない場合、自動更新を停止(解約)することができます。
ではAmazon Kids+の月額料金を「払わない」選択をした場合、タブレットは一体どうなるのでしょうか?
結論
Amazon Kids+を解約すると、Kids+で提供されていた数千点のコンテンツ(アプリ、本、ビデオ)が利用できなくなります。
お子様が使っていた子ども用プロフィールのホーム画面は残りますが、そこからアクセスできていた「読み放題」の本や「遊び放題」だったゲームアプリは表示されなくなったり、起動しようとするとサブスクリプションの再開を求められたりします。
解約後もタブレットを使い続ける方法
もちろんAmazon Kids+を解約しても、タブレット自体が使えなくなるわけではありません。
文鎮化するわけではないので安心してください。
以下の方法で引き続き利用可能です。
- 無料コンテンツや購入済みコンテンツを利用する
Amazonアプリストアには、無料のアプリやゲームも(Google Playストアほどではありませんが)存在します。
保護者プロフィールでそれらをダウンロードし、子ども用プロフィールに「コンテンツ追加」してあげれば引き続き遊ぶことができます。
また、別途Kindleストアで購入した電子書籍なども利用可能です。 - 保護者が許可したWebサイトを利用する
前述のYouTube Kidsのように保護者がWeb検索(Silkブラウザ)で見つけた安全な学習サイトやゲームサイトへのリンクを、子ども用プロフィールに追加して楽しんでもらう方法もあります。 - 「大人の通常タブレット」として使う
これが最も現実的な再利用方法かもしれません。
プロフィールを大人用に切り替えれば前述の通り通常のFireタブレットとしてKindleでの読書、Prime Videoの視聴、Web検索、Alexaの利用などに活用できます。
お子様が成長して使わなくなった後も、大人のセカンドタブレットとして役立ちます。
重要:「2年間の限定保証」は継続します
Amazon Kids+のサブスクリプションを解約した(月額を払わなくなった)としても「2年間の限定保証(故障・破損時の無償交換)」は、購入から2年間有効です。
サブスクと保証は別物です。
Kids+を解約した後でも購入から2年以内であれば、万が一タブレットが壊れた場合は保証が適用されますのでその点はご安心ください。
amazon fire タブレットキッズは入門に最適

※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
この記事ではAmazon Fireタブレット キッズモデルの料金、機能、設定、そして購入前に知っておくべき注意点について網羅的に詳しく解説してきました。
最後にこの記事で解説した本製品の要点をまとめます。
お子様のはじめてのタブレット(ファーストタブレット)としてamazon fire タブレットキッズは安全性、コストパフォーマンス、保証の手厚さの3点において非常によく考えられた優れた製品です。
この記事で購入前の疑問や不安を解消し、ぜひご家庭に最適なタブレット選びの参考にしてください。
総括
- Fireキッズモデルは「無印(3歳~)」と「プロ(6歳~)」の2種類
- 主な違いは対象年齢と、それに合わせたカバーの形状(厚手かスリムか)
- タブレット本体の性能は、同じインチ数(HD 8やHD 10)なら同一
- 価格には本体、専用カバー、2年間の手厚い保証、Kids+ 1年分が含まれる
- 2年保証は水濡れや画面破損などアクシデントも無償交換の対象
- Amazon Kids+は数千の知育アプリ、本、動画が1年間使い放題
- 学習タイム設定で「勉強しないと遊べない」というルール作りが可能
- 初期設定でペアレンタルコントロール(利用時間制限)が必須かつ強力
- YouTubeは「YouTube Kids」アプリの追加か、ブラウザ経由で視聴設定が可能
- 最大の欠点はGoogle Playストア非対応(LINEや特定のGoogleアプリが使用不可)
- 動作速度は価格相応で、iPadなど高性能機には及ばない
- 1年後はKids+が自動で有料プランに移行(プライム会員は月額480円)
- 有料移行が不要な場合は、無料期間終了前に手動での解約手続きが必要
- Kids+を解約(月額払わない)してもタブレット本体は大人用などで使える
- Kids+解約後も「2年保証」は購入日から2年間有効
- 主な販売店はAmazon公式サイト(セール時が最大の狙い目)
- 子ども用の安全な入門機として非常に優秀な選択肢
※クリックするとAmazon公式サイトに飛びます。
※期間内の解約で料金はかかりません。
















