2024年7月に6年ぶりに登場した新型「AmazonEchoSpot」。
円形のかわいらしいデザインはそのままに、スマートアラームクロックとして進化しました。
しかし「そもそもAmazonEchoSpotは何ができるの?」「EchoSpotはどんな用途に使えるのか具体的に知りたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
また、旧モデルがなぜEchoSpotは販売終了になったのか、その理由も気になるところです。
この記事では新しいAmazonEchoSpotでできることを徹底的に解説します。
基本的な機能からEchoSpotをスピーカーとして使う方法、音楽 音楽再生の楽しみ方、便利なアレクサ連携まであらゆる情報を網羅しました。
さらに初期設定の方法やEchoSpot2024に説明書は付属するのか万が一の際の初期化手順、そして気になるAlexaは月額料金がかかるのかといった疑問にもお答えします。
この記事を読めばあなたのEchoSpotライフがより快適になること間違いありません。
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この記事の内容
- EchoSpotの基本機能と2024年モデルの特徴
- 旧モデルとの違いや具体的な使い方
- 初期設定から便利な応用テクニックまで
- 購入前に知っておきたい注意点や疑問点
新型AmazonEchoSpotでできることの基本
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
ポイント
そもそもAmazonEchoSpotは何ができる?
2024年モデルのAmazonEchoSpotは、単なるスマートスピーカーではありません。
Amazonはこれを「スマートアラームクロック」と位置づけておりその名の通り、生活を便利にする時計としての機能が充実しています。
具体的には以下のようなことが可能です。
EchoSpotの主な機能
時刻や天気の確認
2.83インチの半円形ディスプレイで時刻や天気予報、気温などを一目で確認できます。
時計のデザインやカラーテーマは複数から選べるため、お部屋の雰囲気に合わせられます。
アラームとタイマー
「アレクサ、朝7時に起こして」のように声で簡単にアラームを設定可能。
キッチンでの料理中に「アレクサ、タイマーを3分セットして」といった使い方も非常に便利です。
音楽やラジオの再生
AmazonMusicやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスに対応。
声だけで好きな音楽やポッドキャスト、ラジオ(radiko)を楽しめます。
スマートホーム連携
スマートホームのハブとして対応する照明やエアコン、テレビなどを声で操作できます。
スマートホーム規格「Matter」にも対応しているため、対応機器の幅が広いのも特徴です。
ニュースや情報の読み上げ
「アレクサ、今日のニュースは?」と聞けば、最新のニュースを読み上げてくれます。
その他、調べ物や翻訳などもこなします。
このようにEchoSpotは音声アシスタントのAlexa(アレクサ)とコンパクトなディスプレイを組み合わせることで、声だけでなく視覚的にも情報を届けてくれるデバイスです。
特に寝室やデスクサイドなど、パーソナルな空間で活躍する設計になっています。
なぜ旧EchoSpotは販売終了したのか
2018年に発売された初代EchoSpotは円形のディスプレイとカメラを搭載し、ビデオ通話も可能な画期的なデバイスとして人気を博しました。
では、なぜその人気モデルが一度販売終了となったのでしょうか。
明確な公式発表はありませんが、いくつかの理由が考えられます。
旧モデルの販売終了には、主に2つの理由が推測されます。
一つは製品ラインナップの整理、もう一つはプライバシーへの配慮です。
理由1:EchoShowシリーズとの役割の重複
初代Echo Spotの販売後、Amazonは画面付きスマートスピーカーとして「Echo Show」シリーズのラインナップを拡充していきました。
特にコンパクトな「Echo Show 5」はビデオ通話や動画視聴も可能で、初代Echo Spotと機能面で重なる部分が多かったのです。
製品の役割を明確にするため動画や多機能性を求めるユーザーにはEcho Showを、よりシンプルな機能を求める層へは別の製品を、という形でラインナップを整理したと考えられます。
理由2:プライバシーへの配慮
もう一つの大きな理由として、カメラの存在が挙げられます。
初代Echo Spotはカメラを搭載していたため、特に寝室などプライベートな空間に置くことに抵抗を感じるユーザーが少なくありませんでした。
実際、2024年の新モデルではカメラが非搭載となり「プライバシーを気にする寝室などに設置しやすい」と公式にアピールされています。
この変更点からもユーザーのプライバシー懸念に配慮した結果、一度製品を見直す必要があったと推測できるでしょう。
補足
新旧モデルのコンセプトの違い初代は「小型のEcho Show」という多機能性が魅力でしたが、新型は「多機能な目覚まし時計」へとコンセプトを転換しました。
これにより、Echo Showシリーズとの棲み分けが明確になっています。
EchoSpotはどんな用途に使える?
Echo Spotはそのコンパクトなサイズと的を絞った機能性から、家の中の様々な場所で活躍します。
多機能なEcho Showとは異なり「情報をチラッと確認する」のに最適なデバイスです。
具体的な利用シーンをいくつかご紹介します。
1. 寝室のスマートな目覚まし時計として
まさに「スマートアラームクロック」という名の通り、寝室での利用が最もおすすめです!
声でアラームを設定できるのはもちろん、ディスプレイに表示される時刻の視認性も良好です。
アラーム音も複数から選べ、徐々に部屋の照明を明るくする「目覚ましライト」機能と連携させれば自然で快適な目覚めをサポートしてくれます。
またカメラ非搭載なので、プライバシーを気にせず安心して置けるのが最大のメリットです。
2. 書斎やデスクサイドの情報パートナーとして
デスクワーク中に時間や天気を確認したり、BGMを流したりするのに最適です。
ディスプレイには余計な情報(コンテンツのレコメンドなど)が表示されないため、集中力を妨げません。
「アレクサ、30分集中タイマー」といった使い方もできます。コンパクトなので、デスク上のスペースを圧迫しないのも嬉しいポイントです。
3. キッチンのアシスタントとして
料理中に手が離せない場面は多いもの。
そんな時「アレクサ、パスタのタイマーを7分かけて」「アレクサ、買い物リストに牛乳を追加して」と声で指示できるので非常に便利です。
ディスプレイでタイマーの残り時間を確認できるのも、スマホを取り出す手間が省けて重宝します。
注意点
動画視聴には不向きディスプレイは搭載されていますが、サイズや解像度の観点からPrime VideoやYouTubeなどの動画コンテンツの視聴には適していません。
動画を楽しみたい場合は、Echo Showシリーズを検討しましょう。
EchoSpotをスピーカーとして使う方法
Echo Spotはスマート機能だけでなく、単体のスピーカーとしても利用できます。
音質や使い方について見ていきましょう。
音質について
Echo Spotには1.73インチ(約44mm)のフルレンジスピーカーが1基搭載されています。
音質はクリアで聞き取りやすいのが特徴です。
ニュースの読み上げやポッドキャスト、ラジオなど人の声が中心のコンテンツには非常に適しています。
音楽鑑賞についてはBGMとしてカジュアルに楽しむ分には十分なクオリティですが、重低音の迫力や音の広がりを重視する方には物足りなく感じるかもしれません。
あくまで「ながら聴き」に適した音質だと考えておくと良いでしょう。
音質にこだわるなら
より高音質を求める場合は大型のスピーカーを搭載した「Echo(第4世代)」や、プレミアムサウンドを実現する「Echo Studio」がおすすめです。
Bluetoothスピーカーとして使う
Echo SpotはスマートフォンやPCとBluetoothで接続し、外部スピーカーとして使うこともできます。
設定は簡単です。
- スマートフォンなどのBluetooth設定画面を開く
- Echo Spotに「アレクサ、Bluetoothを接続して」と話しかける
- デバイスリストに表示された「Echo Spot-XXX」を選択してペアリングする
一度ペアリングすれば、次回以降は「アレクサ、Bluetoothに接続して」と言うだけで自動的に接続されます。
2台でステレオ再生も可能
もしEcho Spotを2台持っているなら「ステレオペア」を組むことで、より広がりのあるステレオサウンドを楽しむことが可能です。
設定はAlexaアプリから行います。
寝室の両サイドに1台ずつ置く、といった使い方も面白いかもしれません。
EchoSpotでの音楽・音楽再生機能
Echo Spotの最もポピュラーな使い方のひとつが、音楽再生です。
声だけで手軽に膨大な楽曲ライブラリにアクセスできます。
対応している主な音楽サービス
Echo Spotは、様々な音楽ストリーミングサービスに対応しています。
事前にAlexaアプリでアカウントを連携させておけば、声で操作が可能です。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
Amazon Music | Prime会員なら追加料金なしで1億曲がシャッフル再生可能。Unlimitedプランなら聴き放題。 |
Apple Music | Appleユーザーにはおなじみのサービス。iOSデバイスとの連携もスムーズ。 |
Spotify | 無料プランでも利用可能。プレイリスト機能が充実しているのが魅力。 |
AWA, dヒッツ, うたパス | 国内系の音楽サービスにも対応しています。 |
radiko | 全国のラジオ番組をリアルタイムで聴取できます。 |
Alexaアプリでデフォルトの音楽サービスを設定しておけば「アレクサ、音楽をかけて」と言うだけで、いつも使っているサービスから再生してくれます。
声での操作例
声での操作は本当に直感的で便利です!こんな風に話しかけてみてください。
- 「アレクサ、YOASOBIの曲をかけて」
- 「アレクサ、朝に合うジャズを再生して」
- 「アレクサ、この曲の曲名は何?」
- 「アレクサ、音量を上げて/下げて」
デメリット
歌詞表示には非対応残念ながら2024年モデルのEcho Spotは、音楽再生中の歌詞表示には対応していません。
画面には曲名やアーティスト名、アルバムアートワークが表示されるのみです。
歌詞を見ながら音楽を楽しみたい場合は、Echo Showシリーズを選ぶ必要があります。
アレクサで広がる便利な使い方
Echo Spotの頭脳である「Alexa(アレクサ)」を使いこなすことで、できることは無限に広がります。
基本的な機能に加えて、生活をさらに豊かにする便利な使い方をご紹介します。
1. 定型アクションで複数の操作を自動化
「定型アクション」とは一つのフレーズをきっかけに、複数の操作を連続して実行させる機能です。
Alexaアプリから自由に設定できます。
「おはよう」の定型アクション設定例
きっかけ
「アレクサ、おはよう」と話しかける
実行されるアクション:
- 寝室の照明をONにする
- カーテンを開ける(対応デバイスが必要)
- 今日の天気予報を読み上げる
- 今日のスケジュールを読み上げる
- 朝のニュースを再生する
このように設定しておけば、「おはよう」の一言で朝の支度がスムーズに始められます。
「おやすみ」「ただいま」など、自分のライフスタイルに合わせてカスタマイズすると非常に便利です。
2. スキルを追加して機能を拡張
スマートフォンのアプリのように、Alexaには「スキル」と呼ばれる機能を追加できます。
スキルストアには数千ものスキルが公開されており、その多くは無料で利用可能です。
例えば、こんなスキルがありますよ!
- radiko(ラジコ):全国のラジオが聴ける
- ピカチュウトーク:ピカチュウとおしゃべりできる
- Yahoo! JAPAN 天気・災害:詳細な気象情報を教えてくれる
- クックパッド:レシピを検索・読み上げしてくれる
「アレクサ、〇〇(スキル名)を開いて」と言うだけで、新しい機能が使えるようになります。
3. スマートリモコンと連携して家電を操作
Echo Spot単体では赤外線リモコン機能はありませんが、別売りの「スマートリモコン」(SwitchBotハブミニなど)と連携させることで、赤外線リモコンで操作するほとんどの家電を声でコントロールできるようになります。
「アレクサ、テレビをつけて」「アレクサ、エアコンを26度にして」といった操作が可能になり、家中のリモコンを探す手間から解放されます。
もっと知りたいAmazonEchoSpotでできること
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
EchoSpot2024に説明書は付属する?
新しいガジェットを購入した際、まず確認したくなるのが説明書(取扱説明書)ですよね。
結論から言うと、2024年モデルのEchoSpotの箱に同梱されているのは、「クイックスタートガイド」と呼ばれるシンプルな冊子のみです。
ここには本体の物理ボタンの説明や、セットアップを開始するための簡単な手順が記載されています。
詳細なマニュアルはどこにある?
詳細な機能説明やトラブルシューティングに関する情報は、紙の説明書としては提供されていません。
その代わりにAmazonのヘルプページや、Alexaアプリ内で確認することができます。
環境への配慮や、情報のアップデートを容易にするためのペーパーレス化の流れと言えるでしょう。
しかし、心配は無用です。
EchoSpotの初期設定は非常に直感的で、画面の指示に従うだけで完了するように設計されています。
クイックスタートガイドに目を通し、電源を入れればあとはデバイスが案内してくれます。
EchoSpotの基本的な設定方法
Echo Spotを箱から出して、実際に使えるようにするまでの初期設定はとても簡単です。
事前にスマートフォンに「Amazon Alexa」アプリをインストールしておくと、よりスムーズに進められます。
大まかな流れは以下の通りです。
Echo Spot 初期設定のステップ
- 電源に接続する
付属のACアダプターを使ってEcho Spotをコンセントに繋ぎます。電源ボタンはなく、接続すると自動的に起動します。 - 言語を選択する
起動すると、画面に言語の選択リストが表示されるので「日本語」を選んでタップします。 - Wi-Fiに接続する
画面に表示されるWi-Fiネットワークの一覧からご自宅のWi-Fi(SSID)を選び、パスワードを入力して接続します。 - Amazonアカウントにサインインする
お使いのAmazonアカウントのEメールアドレスとパスワードを入力します。(※Amazon.co.jpで購入時に「デバイスをAmazonアカウントにリンクする」オプションを選んでおくと、このステップは自動的に完了します。) - デバイスの場所などを設定する
デバイスを設置する部屋(寝室、リビングなど)を選択します。これにより、複数のEchoデバイスを管理しやすくなります。 - アップデートと再起動
最新のソフトウェアへのアップデートが自動的に始まり、完了すると再起動します。
再起動後、ディスプレイに時計が表示されれば初期設定は完了です。
「アレクサ」と話しかけて、正常に反応するか試してみましょう。
ここまでの所要時間は、およそ5分から10分程度です。
不具合に役立つEchoSpotの初期化
「Echo Spotの動作が不安定」「Wi-Fiに繋がらない」といった問題が発生し、再起動しても改善しない場合、最後の手段として「初期化(工場出荷時の設定にリセット)」があります。
初期化を行う前の注意点
初期化を行うとデバイスに保存されている設定(Wi-Fiパスワード、アカウント情報など)が全て消去され、購入時の状態に戻ります。
再度、初期設定からやり直す必要がありますので、実行は慎重に行ってください。
初期化の手順は以下の通りです。
- Echo Spot本体の上部にある「音量を下げるボタン(-)」と「マイクオフボタン(円に斜線)」を同時に長押しします。
- 約20~25秒ほど押し続けると、Amazonのロゴが表示されデバイスがリセットモードに入ります。
- ロゴが表示されたらボタンから指を離します。
- デバイスが再起動し、初期設定画面が表示されたら初期化は完了です。
多くの場合、一時的な不具合は電源アダプターを一度抜いて30秒ほど待ってから再度差し込む「再起動」で解決します。
初期化は、どうしても解決しない場合の最終手段と考えてくださいね。
Alexaは月額料金がかかるのか解説
スマートスピーカーの導入を検討する際、多くの方が気になるのがランニングコスト、特に月額料金の有無だと思います。
結論から言うと、Alexa(アレクサ)の機能自体を利用するために月額料金は一切かかりません。
Echo Spotのデバイス購入費用だけでこれまで紹介してきた天気予報の確認、ニュースの読み上げ、アラームやタイマーの設定、スマートホームの操作といった基本的な機能はすべて無料で利用できます。
料金が発生するケースとは?
ただしAlexaと連携する特定の外部サービスを利用する場合には、別途そのサービスの料金が必要になります。
これはAlexaが有料になるわけではなく、あくまで連携先のサービス利用料です。
【有料サービスの例】
- Amazon Music Unlimited:1億曲以上が聴き放題になる音楽サービス。
- Apple Music / Spotifyプレミアムプラン:各社の有料音楽プラン。
- Audible:プロのナレーターが朗読した本を聴けるオーディオブックサービス。
逆に言えばAmazonPrime会員であれば追加料金なしで「AmazonMusicPrime」の1億曲シャッフル再生が利用できたり「Spotify」の無料プランを使ったりすれば、音楽再生機能も追加コストなしで楽しむことが可能です。
つまり、EchoSpotは買い切り型のデバイスであり、どのように使うかによって月々の費用が変わってくる、と理解しておくと良いでしょう。
AmazonEchoSpotでできること
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
最後に、この記事で解説したAmazonEchoSpot(2024年モデル)でできることの要点をリストでまとめます。
総括
- 2024年モデルはスマートアラームクロックがコンセプト
- ディスプレイで時刻や天気を視覚的に確認できる
- 声でアラームやタイマーを簡単にセット可能
- AmazonMusicやSpotifyなどの音楽を再生できる
- スマートホームハブとして対応家電を声で操作
- スマートホーム規格Matterに対応している
- 2018年の旧モデルと異なりカメラは非搭載
- プライバシーを重視する寝室での利用に最適
- 余計な情報表示がなく集中を妨げない
- 音質はBGMや人の声の再生に適したクリアなサウンド
- スマホと接続してBluetoothスピーカーとして使える
- 2台あればステレオペアを組んでの再生も可能
- 音楽の歌詞表示には対応していない
- 定型アクションで複数の操作を自動化できる
- スキルを追加して機能を自由に拡張できる
- Alexa自体の利用に月額料金はかからない
EchoSpotは多機能さを追求するのではなく日々の生活にそっと寄り添い、少しだけ便利にしてくれるデバイスです。
特に寝室や書斎でスマートスピーカーを導入したいと考えている方には、最適な選択肢の一つと言えるでしょう。