「Amazon Echoを使って家族や友人とグループで話したいけど、どうすればいいの?」「Alexaのグループ通話を設定してみたけど、なぜか上手くできない…」そんな風に悩んでいませんか?
Amazon Echoのグループ通話は遠く離れた人たちと手軽に繋がれる便利な機能ですが、その設定方法やいくつかの注意点を知らないと、うまく活用できないことがあります。
特にAlexaのグループ通話ができない、Echo Showを2台持っているのに通話が開始されない、といった問題はよくあるつまずきポイントです。
この記事ではアレクサでグループ通話はできるのかという基本的な疑問から具体的なアレクサのグループ通話設定方法、さらにはAmazon Echo同士で通話するにはどうすれば良いか、アレクサで家族間で通話するにはどういった準備が必要かまで一つひとつ丁寧に解説します。
またecho showでのグループ通話のメリットやAlexaのビデオ通話は何人まで参加できるのか、同一アカウントではなくアレクサの呼びかけを複数・別アカウントで行うことの重要性、そして通話以外の便利な連携機能であるAmazon Echoでの複数台の音楽再生についても触れていきます。
この記事を読めば、あなたのAmazon Echoに関する通話の悩みがすべて解決するはずです。
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この記事の内容
- Amazon Echoのグループ通話の基本的な設定方法
- グループ通話ができない時によくある原因と具体的な解決策
- Echo Showを複数台使った通話や「呼びかけ」機能との違い
- 通話以外にも役立つ複数台のEcho端末の連携機能
amazon echoのグループ通話の基本と始め方
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
ポイント
まずは基本!アレクサでグループ通話はできる?
結論から言うとはい、Amazon Echoデバイスを使ってグループ通話を行うことは可能です。
AmazonはAlexaのコミュニケーション機能の一部として、複数の人と同時に会話できるグループ通話機能を提供しています。
グループのメンバー全員を一度に呼び出す
これを使えばEchoデバイスに話しかけるだけで、あらかじめ作成したグループのメンバー全員を一度に呼び出すことができます。
例えば「アレクサ、家族会議に電話して」と話しかけるだけで登録した家族メンバーのEchoデバイスが一斉に鳴り出す、といった使い方ができます。
音声のみの通話
音声のみの通話はもちろん、Echo Showシリーズのような画面付きのデバイスを使えばビデオ通話も楽しめます。
離れて暮らす家族や、なかなか会えない友人たちと顔を見ながら話せるのは大きな魅力と言えるでしょう。
この機能は無料で利用できるためスマートフォンアプリや他の通話サービスを使わずに、手軽なコミュニケーション手段として非常に役立ちます。
グループ通話のポイント
特別なアプリを起動する必要がなく「アレクサ、〇〇に電話して」という音声コマンドだけで始められる手軽さが、Echoのグループ通話の最大の特徴です。
Alexaのビデオ通話は何人まで可能か解説
Alexaを使ったグループ通話は、自分を含めて最大8人まで同時に参加できます。
以前は最大7人でしたがサービスのアップデートにより参加可能人数が拡大され、より大人数でのコミュニケーションに対応できるようになりました。
人数制限
この人数制限は、音声通話でもビデオ通話でも同じです。
Echo Showなどの画面付きデバイスを利用すれば8人でのビデオ会議も可能です。
誰が話しているのかがアイコンで表示されるため、大人数でも比較的スムーズに会話を進めることができます。
一部デバイスでは
ちなみにEcho Show 8やEcho Show 10などの一部デバイスでは、ZoomやSkypeといった外部のビデオ会議サービスと連携することも可能です。
もしグループ通話の相手がEchoデバイスを持っていない場合やビジネスシーンでより高機能な会議システムを使いたい場合には、これらのサービス連携を利用するのも一つの良い方法です。
機能 | 最大参加人数(自分を含む) | 主な特徴 |
---|---|---|
Alexaグループ通話 | 8人 | Echoデバイス同士で手軽に利用可能。無料。 |
Zoom on Echo Show | プランによる(無料版は最大100人) | ビジネス利用も多い高機能なビデオ会議。別途アカウントが必要。 |
Skype on Alexa | プランによる(最大100人) | 世界中の固定電話や携帯電話にも発信可能(有料)。 |
簡単!アレクサのグループ通話設定の手順
グループ通話を利用するには、事前の設定が必要です。
と言っても手順は非常にシンプルで、スマートフォンのAlexaアプリから数分で完了します。
ここでは、その具体的な手順を解説します。
Step 1: Alexaコミュニケーションの拡張機能を有効にする
まずグループ通話を含む高度なコミュニケーション機能を利用するために、「拡張機能」を有効にする必要があります。
Alexaアプリを開き「その他」→「設定」→「コミュニケーション」と進みます。
その中に「拡張機能」という項目があれば、スイッチをオンにしてください。
これで準備はOKです。
Step 2: 通話グループを作成する
次に、通話したいメンバーを集めたグループを作成します。
- Alexaアプリの画面下部にある「連絡」をタップします。
- 画面右上の人型アイコンをタップし、次に表示される画面で「新規追加」を選びます。
- オプションの中から「グループを追加」を選択します。
- あなたの連絡先に登録されているAlexaユーザーの一覧が表示されるので、グループに追加したいメンバーにチェックを入れます。
- グループ名(例:「家族」「いつものメンバー」など)を入力し、「作成」をタップすれば完了です。
グループ作成はとても簡単ですね!一度作ってしまえばあとは「アレクサ、〇〇(グループ名)に電話して」と話しかけるだけで、いつでもグループ通話を開始できますよ。
これで設定はすべて完了です。
作成したグループは「連絡」タブのグループ一覧からいつでも確認・編集ができます。
echo showでのグループ通話はもっと便利に
Echo Dotのような音声のみのデバイスでもグループ通話は可能ですが、Echo Showシリーズのような画面付きデバイスを使うとその体験は格段に向上します。
最大のメリット
最大のメリットは、もちろんビデオ通話ができる点です。
相手の表情を見ながら話せるため、コミュニケーションがより豊かになります。
特に遠方に住む家族の顔を見たり、子どもの成長を共有したりする際には映像の力は絶大です。
発言中の人が画面上でハイライト表示される
また、複数人が参加するグループ通話では「今、誰が話しているのか」が分かりにくくなることがありますが、Echo Showなら心配ありません。
発言中の人が画面上でハイライト表示されるため、会話の流れを視覚的に把握しやすくなっています。
これにより、大人数でもスムーズなコミュニケーションが可能です。
通話の開始方法も簡単で「アレクサ、〇〇(グループ名)にビデオ通話して」と話しかけるだけ。
音声コマンド一つで、すぐに家族や友人とのビデオ会議を始めることができます。
Amazon Echoの基本的な通話機能について
グループ通話は非常に便利な機能ですが、Amazon Echoには他にも様々な通話・コミュニケーション機能が備わっています。
グループ通話との違いを理解しておくと、シーンに応じて最適な機能を選べるようになります。
Echo端末同士の通話(1対1)
特定の相手と1対1で通話する機能です。
Alexaアプリで連絡先を交換している相手であれば「アレクサ、〇〇さん(名前)に電話して」と話しかけるだけで、相手のEchoデバイスを呼び出すことができます。
これは最も基本的な通話機能と言えます。
携帯電話番号への発信
相手がEchoデバイスを持っていなくても、登録済みの携帯電話番号へ発信することができます。
ただしこの機能は現在、一部の通信事業者との連携が必要な場合がありすべてのユーザーが利用できるわけではありません。
呼びかけ(Drop In)機能
「呼びかけ」は、許可した相手からの通話を自動で応答する機能です。
事前の呼び出し音が鳴った後、すぐに通話が開始されるため手が離せない時や室内にいる家族(別の部屋にいる子どもや高齢者など)の様子を確認したい場合に非常に便利です。
「呼びかけ」は許可した相手に対して、こちらの室内の音声や映像(Echo Showの場合)が即座に伝わる機能です。
プライバシーに関わるため利用する相手は家族や親しい友人に限定し、慎重に設定してください。
アナウンス機能
自宅にあるすべてのEchoデバイスに一斉にメッセージを流す、いわば「家の中の放送」機能です。
「アレクサ、アナウンスして。ごはんができたよ」と話しかければ、すべての部屋のEchoがそのメッセージを再生します。
Amazon Echo同士や家族間で通話するには?
Amazon Echoを使って特定の相手や家族と通話する場合、最も重要なのは「連絡先の設定」です。
Alexaはあなたのスマートフォンの連絡先とAmazonアカウントを連携させることで、誰に電話をかけるべきかを判断します。
Amazon Echo同士で通話する
Amazon Echo同士で通話する場合はお互いがAlexaユーザーであり、それぞれのAlexaアプリで連絡先を同期している必要があります。
これによりAlexaが「〇〇さん」という名前と、その人が使っているEchoデバイスを結びつけられるようになります。
家族間で通話する
家族間で通話する場合も基本は同じです。
家族メンバーがそれぞれ自分のAmazonアカウントを持ち、Alexaアプリを使っていることが理想的です。
例えばお父さん、お母さん、子どもがそれぞれのアカウントでEchoを使っていれば「アレクサ、お母さんに電話して」というだけでお母さんのEchoを正確に呼び出すことができます。
家族で使うなら「Amazon Household」が便利
「Amazon Household(アマゾン・ハウスホールド)」を設定すると、最大2人の大人と4人の子供でアカウントを共有できます。
これにより購入したコンテンツの共有だけでなく、カレンダーや連絡先の管理もスムーズになり家族間のコミュニケーションがより円滑になります。
もし家族全員が同じ一つのAmazonアカウントで複数のEchoデバイスを管理している場合はデバイス間の通話はできず、後述する「呼びかけ」機能を使うことになります。
これは、システムがすべてのデバイスを「一人の所有者のもの」と認識するためです。
amazon echoのグループ通話がうまくいかない時の対処法
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
Alexaでグループ通話ができない主な原因
「設定したはずなのに、なぜかグループ通話ができない…」そんな時に考えられる主な原因はいくつかあります。
トラブルシューティングとして、以下の点を確認してみてください。
原因1: コミュニケーションの拡張機能が無効
前述の通りグループ通話には「拡張機能」の有効化が必須です。
Alexaアプリの設定から「コミュニケーション」を確認し、拡張機能がオンになっているか再度チェックしましょう。
これがオフになっていると、グループを作成しても通話を開始できません。
原因2: グループのメンバーが1人以下
グループ通話は自分以外のメンバーが2人以上(合計3人以上)で初めて意味をなす機能と思われがちですが、システム上は自分と相手の2人からグループを作成できます。
しかし通話したい相手がグループに正しく追加されていない、あるいは相手がAlexaユーザーとして認識されていない場合は通話に失敗します。
原因3: ネットワーク接続の問題
非常に基本的なことですが、お使いのEchoデバイスやスマートフォンがWi-Fiに正しく接続されていないと通話はできません。
インターネット接続が不安定な場合も通話が途切れたり、そもそも繋がらなかったりする原因になります。
原因4: 最も多い原因!同一アカウントでの利用
Alexaのグループ通話ができない原因として最もよくあるのが、この「同一アカウント問題」です。
グループ通話は、異なるAmazonアカウントを持つユーザー同士を繋ぐための機能です。
そのためグループに追加しようとしているメンバー(Echoデバイス)がすべてあなたと同じAmazonアカウントに登録されている場合、グループ通話は利用できません。
同一アカウントの端末間はグループ通話不可
例えばリビングのEcho Showと寝室のEcho Showが両方ともあなたのAmazonアカウントに登録されている場合、この2台を含むグループでの通話はできません。
これは仕様であり、故障ではありません。
Echo Show 2台での通話ができない場合
「自宅にEcho Showが2台あるから、この2台でビデオ通話したい」と考える方は多いかもしれません。
しかし前述の通りその2台のEcho Showが同じAmazonアカウントに登録されている場合、残念ながら「グループ通話」や「1対1の通話」はできません。
別々の通話相手として認識されない
Alexaのシステムから見るとそれは「あなた」という一人のユーザーが所有する2つのスピーカー(出力先)に過ぎず、「Aさん」と「Bさん」という別々の通話相手として認識されないためです。
では、家の中にある別の部屋のEcho Showと会話したい場合はどうすれば良いのでしょうか。
呼びかけ(Drop In)
そのための機能が「呼びかけ(Drop In)」です。
例えばキッチンにいるあなたが書斎にいる家族を呼びたい場合「アレクサ、書斎に呼びかけて」と話しかけます。
すると、書斎のEcho Showが自動的に通話に応答し、すぐに会話を始めることができます。
これは「通話」というよりは「内線電話(インターホン)」に近い機能です。
2台の端末が同一アカウントに登録されている場合は、この「呼びかけ」機能を使いましょう。
アレクサの呼びかけは複数・別アカウントで解決
では、本来の「グループ通話」機能を使って、離れて暮らす家族などとスムーズに会話するにはどうすれば良いのでしょうか。
その答えは、「それぞれが別々のAmazonアカウントを使う」ことです。
それぞれが別々のAmazonアカウントを使う
例えば実家の両親にEcho Showをプレゼントする場合、あなたのAmazonアカウントで設定するのではなく両親自身のAmazonアカウントを新規に作成しそのアカウントでデバイスを登録してもらいます。
そしてあなたのAlexaアプリの連絡先に、両親のアカウント情報を追加します。
こうすることで、Alexaはあなたと両親を別々のユーザーとして認識します。
その結果「呼びかけ」の許可設定ができたり、複数の家族メンバーを含めた「グループ通話」のグループを作成したりすることが可能になります。
アカウントを分けるメリット
- グループ通話が可能になる:異なるユーザーとして認識され、グループのメンバーに追加できる。
- プライバシーが守られる:購入履歴や音楽の好み、リマインダーなどが混在しない。
- パーソナライズ機能が向上する:Alexaがそれぞれのユーザーの好みを学習し、より的確に応答するようになる。
少し手間に感じるかもしれませんが家族それぞれがアカウントを持つことで、Alexaの便利な機能を最大限に活用できるようになります。
Amazon Echo複数台で音楽を楽しむ
複数のEchoデバイスを持つメリットは、通話機能だけではありません。
特に人気なのが「マルチルームミュージック」機能です。
マルチルームミュージック
これは、家の中にある複数のEchoデバイスから、同じ音楽を同時に、しかもズレなく再生できる機能です。
Alexaアプリから「マルチルームミュージック スピーカーグループ」を作成し、再生したいデバイスをまとめるだけで設定は完了します。
家全体
例えば「家全体」というグループを作成しておけば「アレクサ、家全体でジャズをかけて」と話すだけで、リビング、キッチン、寝室のすべてのEchoから同じ曲が流れ出し家全体がカフェのような空間に変わります。
ホームパーティーなどでも大活躍する機能です。
ステレオペア機能
同じモデルのEchoデバイスが2台あれば、「ステレオペア」を組むこともできます。
これにより1台を左チャンネル、もう1台を右チャンネルとして割り当て、より臨場感のあるステレオサウンドを楽しむことが可能です。
音楽鑑賞が趣味の方には特におすすめの機能です。
amazon echoのグループ通話の要点
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
総括
- Amazon Echoではグループ通話が可能
- 音声通話とビデオ通話に対応している
- グループ通話の最大参加人数は自分を含め8人
- 利用するにはAlexaアプリでの事前設定が必要
- まずコミュニケーションの拡張機能を有効化する
- 次に対象メンバーを含むグループを作成する
- Echo Showを使えば相手の顔を見ながら通話できる
- グループ通話ができない最大の原因は同一アカウントでの利用
- グループ通話は異なるアカウントを持つユーザー同士を繋ぐ機能
- 同じアカウントに登録された複数端末間では通話できない
- 家の中の端末同士で話したい場合は「呼びかけ」機能を使う
- 呼びかけ機能は許可した相手と自動で通話を開始するインターホンのようなもの
- 家族とグループ通話をするならそれぞれが別のアカウントを持つのが理想
- アカウントを分けることでプライバシーも保護される
- 複数のEchoで同時に音楽を再生するマルチルームミュージック機能も便利