amazon echo heosの連携方法に関してお調べでしょうか。
HEOS Alexa 連携を使いこなすことで、音声だけで音楽を自在に操るスマートな音楽生活が始まります。
この記事では連携の第一歩となるHEOSアカウントの作成やHEOSアプリの基本操作はもちろん、具体的なマランツ製品のアレクサ設定やDENONのアンプとアレクサを接続する手順まで詳しく解説します。
人気のM CR612でアレクサを便利に使う方法やNR1200のAlexa 連携で発生しがちな問題、そしてHeos homeシリーズのセットアップ方法まであらゆる疑問にお答えします。
この記事の内容
- HEOSとAlexaを連携させるための具体的な設定手順
- デノンやマランツなど主要モデル別の連携ポイント
- 連携がうまくいかない時の原因と具体的な対処法
- 音声操作を最大限に活用するための便利なコマンド
amazon echo heos連携で音楽体験をアップグレード
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
ポイント
HEOS Alexa 連携の基本的な仕組み
HEOS搭載のオーディオ機器とAmazon EchoなどのAlexa対応デバイスの連携は手持ちのコンポーネントをスマート化し、音声で音楽をコントロールするための優れた方法です。
HEOS Home Entertainment
この連携の核となるのは、Amazonが提供する「HEOS Home Entertainment」というAlexaスキルです。
その理由はこのスキルがAlexa(音声アシスタント)からの指示をお使いのHEOS搭載機器が理解できる命令に翻訳する、いわば通訳のような役割を担っているからです。
利用者が「アレクサ、リビングでジャズをかけて」と話しかけるとEchoデバイスがその音声を認識し、インターネット経由でAlexaのクラウドサービスに送ります。
有効化されているHEOSスキル
そして有効化されているHEOSスキルがその指示を処理し指定されたHEOSデバイス(この例では「リビング」)に再生命令を出す、という流れで動作します。
例えばHEOS搭載のデノン製アンプとリビングに置いたEcho Dotを連携させておけば料理中や読書中で手が離せない時でも、声だけで好きなアーティストの曲を再生したり音量を調整したりすることが可能になります。
このように物理的なリモコンやスマートフォンのアプリ操作から解放される点が、この連携がもたらす最大のメリットと考えられます。
事前準備としてのHEOSアカウント作成
HEOSとAlexaの連携をスムーズに進めるためには、まずHEOSアカウントの作成が不可欠です。
このアカウントはお使いのHEOS搭載デバイスを管理し、各種音楽サービスや設定情報をクラウド上で同期するための土台となります。
HEOSアカウント情報を参照
アカウント作成が必要な理由はAlexaスキルがどのユーザーのどのデバイスを操作すればよいのかを識別するために、このHEOSアカウント情報を参照するからです。
アカウントを介してHEOSデバイスとAlexaサービスが紐づけられることで、初めて音声による正確なコントロールが実現します。
具体的な手順
具体的な手順は非常にシンプルです。
まず、スマートフォンやタブレットに公式の「HEOS」アプリをダウンロードしてインストールします。
アプリを起動後、画面の指示に従い「アカウントを作成」またはそれに類する選択肢を選びます。
メールアドレスを入力し任意のパスワードを設定すれば、基本的な登録は完了します。
登録したメールアドレスに確認メールが届く場合があるので、その際はメール内のリンクをクリックして認証を済ませてください。
この一手間を済ませておくことで、後のAlexaとの連携設定が格段にスムーズになります。
HEOSアプリで行うデバイス名の設定
HEOSアカウントの作成が完了したら、次に大切なステップがHEOSアプリ内でのデバイス名の設定です。
宛先として機能する
このデバイス名はAlexaに音声で指示を出す際の「宛先」として機能するため、非常に重要な役割を持ちます。
なぜならAlexaは利用者が発した「リビングで」や「キッチンで」といった場所を示す言葉と、HEOSアプリで設定されたデバイス名を照合してどの機器を操作すべきかを判断するからです。
分かりにくい名前や発音しづらい名前を設定してしまうと
もし分かりにくい名前や発音しづらい名前を設定してしまうとAlexaが正しく認識できず、意図した通りに動作しない原因となります。
例えば、リビングに設置したHEOS搭載アンプには「リビング」や「アンプ」といったシンプルで分かりやすい名前を付けます。
寝室にあれば「ベッドルーム」や「寝室」が良いでしょう。
設定方法
設定方法はHEOSアプリを開き「設定」から「マイデバイス」へ進み、名前を変更したい機器を選択します。
そこで表示されるリストから選ぶか、任意で名前を入力します。
注意点
ここで一つ注意点があります。
もし家庭内にすでに「リビング」という名前のAlexa対応照明など他のスマートホームデバイスが存在する場合、同じ名前は使用できません。
その場合は「リビングのコンポ」や「オーディオ」など重複しない固有の名前に変更する必要があります。
この命名規則を意識することが誤作動を防ぎ、快適な音声操作を実現する鍵となります。
マランツ アレクサ 設定のポイントと流れ
マランツ製のネットワークオーディオプレーヤーやAVアンプをお持ちの場合でも、基本的なAlexaとの連携方法はデノン製品と共通しています。
HEOSプラットフォームを共有しているため、「HEOS Home Entertainment」スキルを介して音声操作を実現します。
HEOSアプリでの正確な初期設定
設定のポイントは、やはりHEOSアプリでの正確な初期設定にあります。
マランツのNRシリーズ(例: NR1200, NR1609)やNDシリーズ(例: ND8006)などHEOS Built-inに対応したモデルであれば、同様の手順で連携が可能です。
具体的な設定の流れ
- HEOSアプリの準備: スマートフォンにHEOSアプリをインストールし、前述の手順でHEOSアカウントを作成・ログインします。
- デバイスの追加と命名: アプリを起動し、同じWi-Fiネットワークに接続されているマランツ製品を検出させ、デバイスリストに追加します。このとき、Alexaで呼びやすい名前(例:「マランツ」や「シアター」など)を設定することが大切です。
- Alexaアプリでのスキル有効化: 次に、Alexaアプリを開き、メニューから「スキル・ゲーム」を選択します。検索窓で「HEOS Home Entertainment」と入力し、表示されたスキルを有効にします。
- アカウントのリンク: スキルを有効化する過程で、HEOSアカウントでのログインを求められます。先ほど作成したアカウント情報を入力し、AlexaアカウントとHEOSアカウントを連携させます。
- デバイスの検出: 最後に、Alexaアプリの指示に従うか、「アレクサ、デバイスを探して」と話しかけ、マランツ製品をAlexaに認識させれば設定は完了です。
この流れを正しく踏むことでお使いのマランツ製品がAlexaの音声コントロールに対応し、「アレクサ、マランツで音楽をかけて」といった指示で操作できるようになります。
DENON アンプ アレクサの連携手順
デノン製のAVアンプやネットワークオーディオプレーヤーも、マランツ製品と同様にHEOSプラットフォーム上でAlexaとの連携が可能です。
AVR-XシリーズやDNPシリーズなど多くのモデルがHEOS Built-inに対応しており、音声操作による利便性を享受できます。
連携の要点はやはりHEOSとAlexaの2つのアプリを正しく設定し、アカウントを紐付けることにあります。
デノン製品であっても、使用するAlexaスキルは共通の「HEOS Home Entertainment」です。
設定の具体的な手順
- HEOSのセットアップ: まず、お使いのデノン製アンプがWi-Fiネットワークに接続されていることを確認します。スマートフォンにHEOSアプリをインストールし、HEOSアカウントでログインしておきます。
- デバイス名の決定: HEOSアプリの「設定」→「マイデバイス」から、操作したいデノン製アンプを選択し、音声で呼びかけるための名前を設定します。例えば、「デノン」や「リビングのアンプ」などが考えられます。この名前は、後でAlexaに指示を出す際に直接使用するため、覚えやすく発音しやすいものにすることが推奨されます。
- Alexaスキルの有効化: スマートフォンのAlexaアプリを起動し、「スキル・ゲーム」を検索します。「HEOS Home Entertainment」スキルを見つけて、「有効にして使用する」をタップします。
- アカウント連携: スキル有効化のプロセスで、HEOSアカウントの認証画面が表示されます。HEOSのIDとパスワードを入力してログインし、アカウントのリンクを許可します。
- デバイス検出の実行: アカウント連携後、Alexaアプリが自動で新しいデバイスを探し始めます。もし自動で検出されない場合は、「アレクサ、デバイスを見つけて」と話しかけることで、手動で検出プロセスを開始できます。
これらのステップが完了すればお使いのデノン製アンプはAlexaの管理下に入り、「アレクサ、デノンの音量を下げて」といった音声コマンドで直感的に操作できるようになります。
amazon echo heos連携の機種別設定と活用法
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
ポイント
M CR612 アレクサ連携のレビュー情報
マランツのネットワークCDレシーバー「M-CR612」はその多機能性と高音質から人気のモデルですが、Alexaとの連携においても多くのユーザーから評価されています。
このモデルの連携は、音楽再生の利便性を大きく向上させます。
radikoの再生にも声で対応できる
多くのレビューで指摘されているメリットはAmazon Musicだけでなく、radikoの再生にも声で対応できる点です。
例えば「アレクサ、M-CR612でラジコを再生して」といった具体的な指示が可能で、日常的にラジオを聴くユーザーにとっては非常に便利な機能となります。
電源のオン・オフや音量調整といった基本的な操作も、もちろん音声で行えます。
注意点
一方で、注意点として挙げられるのがHEOSアプリとAmazon Musicアプリの使い分けです。
レビューによれば、M-CR612でAmazon Musicを聴く際はHEOSアプリ内のメニューから選択するよりも、スマートフォンのAmazon Musicアプリからキャスト(再生機器としてM-CR612を指定)する方が操作性が良いと感じるユーザーが多いようです。
これはAmazon Musicアプリの方がプレイリストの管理や楽曲検索のインターフェースに優れているためと考えられます。
したがってM-CR612でAlexa連携を最大限に活用するには音声操作を基本としつつ、複雑な選曲やプレイリストのブラウジングは使い慣れたAmazon Musicアプリで行うというハイブリッドな使い方がおすすめです。
NR1200 Alexa 連携の不具合と対処法
マランツのステレオレシーバー「NR1200」はスリムなデザインと充実したネットワーク機能で人気ですが、過去にAlexa連携でAmazon Musicが再生できなくなるという不具合が一部のユーザーから報告されていました。
この問題は主に2021年頃に発生していたもので「アレクサ、NR1200で音楽をかけて」と指示しても、デバイス本体のディスプレイに「再生できません」といったエラーが表示され再生が開始されないという症状でした。
アップデートによって修正
多くのユーザーレビューや報告によると、この不具合はHEOSのファームウェアに起因するものであったと考えられています。
しかし、この問題はその後リリースされたファームウェアのアップデートによって修正されています。
メーカー側が対応しアップデートを適用することで、Alexa経由でのAmazon Music再生が正常に行えるようになったと報告されています。
最新の状態であるかを確認する
したがって現在NR1200を使用していてAlexa連携に問題が発生した場合、または中古で入手して設定する際にはまず最初にデバイスのファームウェアが最新の状態であるかを確認することが最も重要です。
ファームウェアの確認と更新は、HEOSアプリの設定メニューから行うことができます。
もし同様の症状に遭遇した場合は、慌てずにファームウェアのアップデートを試みることが解決への近道となります。
Heos homeシリーズでのAlexa有効化
Denon Home 150, 250, 350といった「Denon Home」シリーズのワイヤレススピーカーは、従来のHEOS搭載コンポーネントとは異なり本体にマイクが内蔵されているモデルが存在します。
これによりAmazon Echoなどの外部スマートスピーカーを介さず、スピーカー自体に直接話しかけてAlexaを操作できる「Alexa Built-in」に対応しています。
この機能を有効にするための手順は、HEOSアプリ内で完結するため比較的シンプルです。
まず、お使いのDenon HomeスピーカーとHEOSアプリが最新のファームウェアバージョンにアップデートされていることが前提となります。
Alexa Built-inの有効化手順
- HEOSアプリでの自動プロンプト: 通常、アプリとデバイスを最新版にアップデートした後、最初にHEOSアプリを開くと、「Alexaを追加」という案内が自動的に表示されます。表示された場合は、指示に従って国を選択し、Amazonアカウントへのサインインを進めてください。
- 手動での設定開始: もし自動で案内が表示されない場合は、手動で設定を開始します。HEOSアプリの「設定」メニューから「Amazon Alexa」を選択します。
- デバイス選択とサインイン: Alexaを有効にしたいDenon Homeスピーカーをリストから選び、「選択したものにサインイン」をタップします。
- Amazonアカウントへのログイン: 画面が切り替わり、Amazonのログインページが表示されます。ご自身のAmazonアカウントの情報を入力してサインインし、画面の指示に従ってアクセス許可などを進めていくと、設定が完了します。
この設定により、Denon Homeスピーカーが単体のスマートスピーカーとして機能するようになります。
もちろん、他のHEOS機器と同様に「HEOS Home Entertainment」スキルを使った外部のEchoデバイスからの操作も可能ですので、利用シーンに応じて使い分けることができます。
音声で操作できる音楽サービス一覧
HEOSとAlexaを連携させた際に音声コマンドで直接、楽曲やアーティスト、プレイリストを指定して再生できる音楽サービスは主にAmazonが提供するものに限られます。
これは、Alexaスキル「HEOS Home Entertainment」がネイティブで対応しているサービスが限定的であるためです。
現状、音声でのダイレクトな選曲に公式対応している主要なサービスは以下の通りです。
公式対応している主要なサービス
- Amazon Music: Amazon Prime Music, Amazon Music Unlimited, Amazon Music HDを含みます。「アレクサ、宇多田ヒカルの曲をかけて」といった、アーティスト名や曲名、アルバム名、ジャンルでの指定が可能です。
- TuneIn: 世界中のインターネットラジオ局を聴くことができるサービスです。「アレクサ、TuneInでJ-WAVEを再生して」のように、放送局名を指定して再生できます。
直接的には機能しない点に注意が必要
一方で、SpotifyやAWA、SoundCloudといった他の人気音楽ストリーミングサービスはHEOSアプリ上では再生可能ですが、Alexaスキルを介した「音声での選曲」には対応していません。
例えば「アレクサ、Spotifyで○○をかけて」という指示は、直接的には機能しない点に注意が必要です。
サービス名 | HEOSスキルでの音声選曲 | 備考 |
---|---|---|
Amazon Music | 対応 | 曲名、アーティスト名、アルバム名、プレイリスト指定が可能 |
TuneIn | 対応 | インターネットラジオ局の指定が可能 |
Spotify | 非対応 | AlexaキャストやHEOSアプリからの手動操作が必要 |
AWA | 非対応 | HEOSアプリからの手動操作が必要 |
SoundCloud | 非対応 | HEOSアプリからの手動操作が必要 |
ただしSpotifyに関しては「Alexaキャスト」という機能を利用することで、音声操作に近い体験ができます。
これはスマートフォンのSpotifyアプリで再生を開始し、再生デバイスとしてHEOS機器を選択(キャスト)した後であれば「アレクサ、次の曲」や「アレクサ、音量を上げて」といった基本的な再生コントロールを音声で行うものです。
このように、サービスによってAlexaとの連携レベルが異なることを理解しておくことが大切です。
連携がうまくいかない時の確認事項
HEOSとAlexaの連携は非常に便利ですが、時として「デバイスが見つからない」「指示しても反応しない」といった問題が発生することがあります。
トラブルが発生した際は、以下の項目を一つずつ確認することで原因を特定しやすくなります。
多くの場合、問題はネットワーク環境、アカウントの連携、あるいはデバイスの設定といった基本的な部分に起因します。
パニックにならず、冷静に切り分けていくことが解決の鍵です。
以下に、確認すべき主要なチェック項目を表にまとめました。
上から順に試していくことをお勧めします。
確認項目 | 具体的なチェック内容と対処法 |
---|---|
1. ネットワーク環境 | ・HEOS機器とEchoデバイスが同じWi-Fiネットワークに接続されているか確認します。・ルーターやHEOS機器、Echoデバイスの電源を一度切り、数分待ってから再起動してみてください。 |
2. アカウント連携 | ・Alexaアプリの「スキル・ゲーム」→「有効なスキル」から「HEOS Home Entertainment」を選び、一度「スキルを無効にする」をタップします。・その後、再度スキルを有効にし、HEOSアカウントで再ログイン(アカウントの再リンク)を行ってください。 |
3. デバイスの検出 | ・Alexaアプリの「デバイス」タブで、該当のHEOS機器が正しく表示されているか確認します。・表示されていない、またはオフラインになっている場合は、「アレクサ、デバイスを探して」と話しかけ、再検出を実行します。 |
4. デバイス名 | ・HEOSアプリで設定したデバイス名が、他のAlexaデバイスと重複していないか確認します。・発音しやすく、Alexaが認識しやすいシンプルな名前に変更してみることも有効です。 |
5. ファームウェア | ・HEOSアプリの設定メニューから、お使いのHEOS機器のファームウェアが最新版であるかを確認します。・古い場合は、アップデートを実行してください。過去の不具合の多くはこれで解決しています。 |
これらの基本的なトラブルシューティングを試しても改善しない場合は、デノンやマランツの公式サポートへの問い合わせを検討すると良いでしょう。
amazon echo heosを使いこなそう
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
ポイント
- amazon echo heos連携の鍵は「HEOS Home Entertainment」スキル
- 連携にはHEOSアカウントの作成が必須
- HEOSアプリで設定するデバイス名は音声コマンドの宛先となる
- デバイス名は他のAlexaデバイスと重複しないように命名する
- デノン製品もマランツ製品も基本的な連携方法は同じ
- Alexaスキルを有効にしHEOSアカウントとリンクさせる
- 設定後は「アレクサ、デバイスを探して」で機器を認識させる
- M-CR612はradikoの音声操作にも対応する
- NR1200で過去にあった再生不具合はファームウェア更新で解決済み
- Denon Homeシリーズはマイク内蔵で単体スマートスピーカーとしても機能する
- 音声で直接選曲できるのは主にAmazon MusicとTuneIn
- SpotifyなどはAlexaキャスト機能を使えば限定的な音声操作が可能
- 連携トラブルの際はまずネットワーク環境とデバイスの再起動を試す
- アカウントの再リンクやデバイスの再検出が有効な場合が多い
- 最終手段としてファームウェアが最新であるかを確認する
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