Amazon EchoとREGZAの連携に興味をお持ちですか。
テレビの音声操作は非常に便利ですがAmazon Echoをテレビに接続するにはどうすれば良いのか、またアレクサとテレビを連携するには具体的な手順が分からず悩む方も少なくありません。
特に、REGZAとアレクサの連携におけるスマートスピーカー設定の方法やREGZAでアレクサを使ってできることの全貌、さらにはレグザのアレクサ対応機種はどれなのか知りたい点は多いでしょう。
中にはregzaをアレクサのスピーカーとして使うことや東芝のREGZAはミラーリングに対応しているかといった高度な使い方に関心がある方もいるかもしれません。
しかしいざ設定を始めてみるとregzaの連携コードはどこにあるのか分からなかったり、アレクサのテレビ接続方法でつまずいたりすることもあります。
そしてregzaのスマートスピーカーが連携できない、あるいはregzaとアレクサが連携できないといったトラブルに直面することも考えられます。
この記事ではこれらの疑問や悩みを全て解決するために、設定方法からトラブルシューティングまでを網羅的に解説します。
このセクションではAmazon EchoとREGZAを連携させることでどのような操作が可能になるのか、そして連携を始める前に確認しておくべき対応機種やよくある疑問について解説します。
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この記事の内容
- Amazon EchoとREGZAでできることの全て
- 具体的な連携設定の手順と流れ
- 連携できない時の原因と具体的な解決策
- 対応機種や便利な使い方に関する最新情報
amazon echoとregza連携でできることと準備
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
REGZAとアレクサでできることの具体例
REGZAとAmazon Echoを連携させるとリモコンを使わずに声だけでテレビの様々な操作が可能になり、視聴体験が格段に向上します。
これはAmazonが提供する「レグザ(拡張版)」というAlexaスキルによって実現されています。
主な操作として
主な操作としては電源のオン・オフ、音量の調整、チャンネルの切り替えといった基本的なものが挙げられます。
例えば料理中で手が離せない時に「アレクサ、テレビの音量を上げて」と話しかけるだけで音量を変更できます。
またお出かけの際に「アレクサ、テレビを消して」と声をかければ、リモコンを探す手間なく電源をオフにすることが可能です。
レグザ(拡張版)スキルを利用
さらに「レグザ(拡張版)」スキルを利用することで、より高度な操作も行えます。
具体的には録画した番組の再生操作や、番組・ネット動画の検索が音声で実行できます。
「アレクサ、昨日録画したドラマを再生して」と話しかけるだけで録画リストから該当番組を探して再生したり「アレクサ、YouTubeでゴルフの動画を見せて」と伝えることでYouTube内の動画を検索したりできます。
これらの機能を利用するには
ただしこれらの機能を利用するには、テレビがインターネットに接続されていることが必須条件です。
また音声認識の精度によっては意図した通りに動作しない場合がある点や、BS/CS 4K放送への直接的なチャンネル切り替えには対応していないなどの一部制約があることも覚えておくと良いでしょう。
まずは確認!レグザのアレクサ対応機種
Amazon Echoとの連携を検討する際、最初にご自身のテレビが対応しているかを確認することが不可欠です。
基本的に、2015年以降に発売されたネットワーク機能搭載のREGZAの多くがスマートスピーカー連携に対応しています。
2022年以降に発売されたLシリーズなど
特に、2022年以降に発売されたLシリーズやMシリーズ、Nシリーズ、そして2025年モデルのRシリーズなどは新しい「レグザ(拡張版)」スキルに標準で対応しており全ての機能を利用できます。
クラウドサービスのアップデート
またクラウドサービスのアップデートにより、2015年から2021年に発売された過去のモデル(X910シリーズやZ700Xシリーズなど)でも従来の「レグザ」スキルに加えて「レグザ(拡張版)」スキルが利用可能になり番組検索などの機能が追加されました。
詳細を確認するには
お持ちのテレビが対応しているかの詳細を確認するには、REGZAの公式サイトで公開されている対応機種一覧を参照するのが最も確実です。
以下に、主な対応シリーズをまとめましたが購入時期や具体的な型番によって対応状況が異なる場合があるため、必ずご自身の機種名でご確認ください。
発売年頃 | 主な対応シリーズ(例) |
2022年~ | X9900R, Z990R, Z970R, X9900N, Z970N, M550N, X9900M, Z970M, M550M, X9900L, Z875L, M550L |
2020年~ | X9400S, X9400, X8400, Z740XS, Z740X, M540X, C350X |
2018年~ | X930, X830, Z730X, M530X |
2017年~ | X920, Z720X, BM620X, M520X |
2016年~ | X910, Z810X, BZ710X, M510X |
2015年~ | Z700X, M500X, Z20X, J20X, G20X |
自分のテレビの型番が不明な場合は、テレビ本体の背面や側面に貼られているシール、または取扱説明書で確認できます。
regzaをアレクサのスピーカーとして使うには
「Amazon Echoの音楽をREGZAのスピーカーから再生したい」と考える方がいらっしゃるかもしれませんが、標準のAlexa連携機能ではREGZAをAmazon Echoの音声出力先スピーカーとして直接利用することはできません。
その理由は
その理由はREGZAのスマートスピーカー連携機能があくまで「Amazon Echoをリモコン代わりにして、REGZAを操作する」ことを目的としているためです。
音声データはAmazon EchoからREGZAに送られますがそれは操作コマンドとしてであり、音楽データとしてスピーカーから出力するためのものではないのです。
代替案は存在します
もしREGZAにBluetooth送信機能が搭載されていれば理論上は可能ですが、多くのモデルでは搭載されていません。
そのためより現実的な方法としては、市販の「Bluetoothトランスミッター(送信機)」を利用することです。
Bluetoothトランスミッターを利用する方法
- Amazon EchoのイヤホンジャックにBluetoothトランスミッターを接続します。
- REGZA側のイヤホンジャックまたは光デジタル音声出力端子に、Bluetoothレシーバー(受信機)を接続します。
- トランスミッターとレシーバーをペアリングします。
デメリット
この方法であればAmazon Echoで再生した音楽などをREGZAのスピーカーから出力できますが、設定がやや煩雑になる点や機器間の遅延が発生する可能性があるというデメリットも存在します。
したがってREGZAをAlexaのスピーカーとして使うことは可能ですが標準機能ではなく、追加の機材と設定が必要であると理解しておく必要があります。
東芝のREGZAはミラーリングに対応してる?
スマートフォンの画面をテレビの大画面に映し出す「スクリーンミラーリング」機能は非常に便利ですが、東芝のREGZAがこの機能に単体で対応しているかはモデルによって異なります。
近年の比較的新しい一部のREGZA、例えばZ670Nシリーズなどはスクリーンミラーリング機能を搭載しておりAndroid端末やPCの画面をワイヤレスで表示させることが可能です。
しかし多くのモデル、特に少し前の世代のREGZAではこの機能は標準搭載されていません。
お使いのREGZAがミラーリングに非対応の場合でも諦める必要はありません。
外部ストリーミングデバイスを利用することで、簡単にミラーリング機能を追加できます。
外部デバイスを利用したミラーリング方法
最も手軽で一般的な方法は「Fire TV Stick」や「Chromecast with Google TV」といったHDMI端子に接続するタイプのデバイスを利用することです。
- Fire TV Stickを利用する場合: Amazon製のデバイスであるため、REGZAとの親和性も高いです。
Fire TV StickをREGZAのHDMI端子に接続し同じWi-Fiネットワークにスマートフォンと接続するだけで、ミラーリング機能を利用できます。
iPhoneの場合は、別途ミラーリング用のアプリが必要になることがあります。 - Chromecast with Google TVを利用する場合: こちらも同様にREGZAのHDMI端子に接続して使います。
Androidスマートフォンであれば、OSレベルで対応しているため、通知パネルなどから簡単に画面をキャスト(ミラーリング)できます。
これらの外部デバイスを利用すれば非対応のREGZAでもスマートフォンの写真や動画、ゲームなどを大画面で楽しむことが可能になります。
注意点
ただしこれらのデバイスは別途購入する必要があるため、その点は注意が必要です。
このセクションでは実際にAmazon EchoとREGZAを連携させるための具体的な設定手順と設定中に発生しがちなトラブルの原因、そしてその解決策について詳しく解説します。
amazon echoとregza連携の設定とトラブル解決
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
ポイント
Amazon Echoのテレビへの基本的な接続方法
Amazon EchoとREGZAを連携させるための「接続」とは物理的なケーブルで繋ぐことではなく、スマートフォンにインストールしたAlexaアプリを介して両者をインターネット上で紐付ける作業を指します。
この連携の核となるのが「Alexaスキル」です。
接続の第一歩はAlexaアプリで「レグザ(拡張版)」スキルを探し、有効にすることです。
従来の「レグザ」スキルも存在しますが番組検索など、より多くの機能が使える「レグザ(拡張版)」の利用が推奨されます。
スキルの有効化に関する注意点
過去に「レグザ」スキルを利用していた方が「レグザ(拡張版)」スキルに切り替える場合は、注意が必要です。
両方のスキルを同時に有効にすると誤動作の原因となるため必ず以下の手順で古いスキルを無効化してから、新しいスキルを有効にしてください。
- Alexaアプリの「デバイス」から古いテレビ(レグザ)の登録を削除します。
- 次に「その他」→「スキル・ゲーム」へ進み、「レグザ」スキルを選んで「無効」にします。
この下準備を終えた後、スキルストアで「レグザ(拡張版)」を検索し「有効にして使用する」をタップします。
これを実行すると、テレビと連携するための認証プロセスに進みます。
このスキルを有効にすることが、すべての設定の始まりとなります。
アレクサとテレビを連携するにはどうする?
Alexaアプリでスキルを有効にしたら、次はREGZA本体での操作が必要です。
これはアプリとご家庭にある特定のテレビ一台を正確に結びつけるための認証作業であり、このプロセスで「連携コード」が重要な役割を果たします。
連携するにはREGZAのリモコンを操作して、テレビ画面に8桁の連携コードを表示させる必要があります。
この連携コードの表示方法は、お使いのリモコンのデザインによって少し異なります。
リモコンに「番組ガイド」ボタンがある場合
- リモコンの「ざんまい」ボタンを押し、「ざんまいスマートアクセス」画面を表示します。
- メニューから「みるコレ設定」を選びます。
- その中にある「スマートスピーカー連携設定」を選択し、さらに「スマートスピーカー連携」を選ぶと画面に8桁の連携コードが表示されます。
リモコンに「みるコレ」ボタンがある場合
- リモコンの「みるコレ」ボタンを押して「みるコレ」画面を表示します。
- 「アプリ/クラウド設定」→「クラウド設定」→「スマートスピーカー連携設定」→「スマートスピーカー連携」の順に選択していくと、連携コードが表示されます。
いずれの方法でも表示された連携コードを先ほどスマートフォンで開いたAlexaアプリの入力画面に入力することで、テレビとアカウントの紐付けが行われます。
regzaのスマートスピーカー設定の手順
ここまでの内容を踏まえ、REGZAとAmazon Echoを連携させるための一連の手順を時系列でまとめます。
設定は大きく分けて「テレビ側の準備」と「Alexaアプリ側の設定」の2つのステップで構成されます。
テレビ側の操作:連携コードの準備
- まず、ご自宅のREGZAがインターネットに安定して接続されていることを確認します。
- リモコンを操作して「スマートスピーカー連携設定」画面を開きます。
(操作方法は前述の「アレクサとテレビを連携するにはどうする?」の項目を参照してください) - 画面に表示された8桁の連携コードを確認します。
このコードには10分間の有効期限があるため、次のアプリ側の操作は速やかに行うのが望ましいです。
もし期限が切れた場合は、画面の指示に従って再発行してください。
Alexaアプリ側の操作:スキルの有効化とコード入力
- スマートフォンでAlexaアプリを起動します。
- メニューから「スキル・ゲーム」を選択し「レグザ(拡張版)」を検索して有効にします。
- スキルを有効にすると、連携コードの入力画面が表示されます。
- ここにテレビ画面に表示されている8桁の連携コードを正確に入力し、アカウントをリンクさせます。
- 連携が成功するとAlexaアプリが自動的にネットワーク上のデバイスを検出し、「テレビ」という名前でREGZAが登録されます。
最後にどのAmazon Echoデバイスからテレビを操作するかを選択する画面が表示されるので、使用したいデバイス(リビングのEcho Dotなど)を選べばすべての設定は完了です。
regzaの連携コードはどこで確認できる?
連携設定の過程で最も重要な情報の一つが「連携コード」ですが、このコードがどこにあるのか分からず設定が止まってしまうケースが少なくありません。
結論から言うと連携コードはREGZAのテレビ画面に表示させるものであり、取扱説明書や製品の箱に記載されているわけではありません。
これはセキュリティを確保するために、設定の都度生成される一時的なパスワードのようなものだからです。
具体的な表示手順は、レグザの「みるコレ」サービス内の設定メニューをたどることで確認できます。
メニューの階層は以下の通り
「みるコレ」画面 → 「アプリ/クラウド設定」 → 「クラウド設定」 → 「スマートスピーカー連携設定」 → 「スマートスピーカー連携」
この手順で進むと、画面中央に8桁の数字からなる連携コードが表示されます。
注意点
一点、注意すべきはコードの有効期限です。
この連携コードは発行から10分間のみ有効です。
そのためテレビ画面にコードを表示させたら、時間を置かずにスマートフォンのAlexaアプリで入力作業を行う必要があります。
万が一、入力中に有効期限が切れてしまった場合は、慌てる必要はありません。
テレビ画面の連携コード表示横にある更新ボタンを押すことで、新しいコードを再発行できます。
regzaとスマートスピーカーが連携できない時
設定手順通りに進めても、REGZAとAmazon Echoがうまく連携できない場合があります。
このようなトラブルが発生した際は、原因がどこにあるのかを一つずつ切り分けて確認していくことが解決への近道です。
原因は、主に「ネットワーク環境」「Alexaアプリ」「REGZA本体」「スキル設定」の4つに大別できます。
ネットワーク環境の確認
最も基本的な確認項目です。
テレビとAmazon Echoの両方が、同じWi-Fiネットワークに接続されているかを確認してください。
またルーターの不調も考えられるため一度ルーターの電源を抜き、数分待ってから再起動すると改善することがあります。
Alexaアプリの確認
アプリ側に問題があるケースも多いです。
「REGZA(拡張版)を有効にするために8桁の番号を入力しても、Alexaアプリを最新に更新してくださいとメッセージが出た」という事例は、まさにこのパターンです。
- アプリのアップデート: まずはApp StoreやGoogle PlayストアでAlexaアプリに最新のアップデートがないか確認し、あれば更新してください。
- アプリの再起動: アプリを完全に終了させてから、再度起動してみます。
- スマートフォンの再起動: スマートフォン自体の再起動も有効な手段です。
- サインアウト・サインイン: Alexaアプリの設定メニューから一度サインアウトし、再度サインインし直すことでアカウント情報の不整合が解消される場合があります。
- アプリの再インストール: 上記を試しても改善しない場合は最終手段としてAlexaアプリを一度アンインストールし、再度インストールし直してみてください。
REGZA本体の確認
テレビ側の設定も再度見直します。
- 電源待機中の操作: 「スマートスピーカー連携設定」内にある「電源待機中の操作」が「受け付ける」になっているか確認してください。
これが「受け付けない」になっていると、電源オフの状態から音声でオンにすることができません。 - ソフトウェアバージョン: REGZA本体のソフトウェアが最新であるかを確認し、古い場合はアップデートを行ってください。
- テレビの再起動: リモコンでの電源オフではなく本体の電源コードをコンセントから抜き、数分待ってから差し直す「本体リセット」を試してみてください。
スキルの再設定
スキル設定に問題がある可能性もあります。
一度「レグザ(拡張版)」スキルをAlexaアプリで無効にし、再度有効化するプロセスを最初からやり直してみてください。
その際、前述の通り古い「レグザ」スキルが有効になっていないかも併せて確認することが大切です。
この記事ではAmazon EchoとREGZAの連携についてできることから設定方法、トラブル解決策までを解説しました。
最後に重要なポイントをまとめます。
amazon echoとregza連携で便利な毎日を
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
総括
- Amazon EchoでREGZAの電源、音量、チャンネル操作が可能
- 「レグザ(拡張版)」スキルで番組やネット動画の音声検索に対応
- 連携には「レグザ(拡張版)」スキルの利用を推奨
- 古い「レグザ」スキルは無効化しないと誤動作の原因になる
- 2015年以降のネットワーク対応REGZAの多くが連携可能
- 最新の対応機種は公式サイトでの確認が最も確実
- REGZAを直接Alexaのスピーカーとして使う標準機能はない
- ミラーリングは一部機種を除きFire TV Stickなどの外部機器が必要
- 設定はテレビ側で連携コードを表示しAlexaアプリで入力する
- 連携コードは「スマートスピーカー連携設定」画面で確認できる
- 連携コードには10分間の有効期限がある
- 連携できない時はネットワーク、アプリ、テレビ本体、スキルを順に確認
- Alexaアプリの再インストールや再サインインが有効な場合がある
- テレビ本体の再起動(電源コードの抜き差し)も試す価値あり
- 設定をマスターしてハンズフリーの快適なテレビライフを実現