自宅のリビングで映画やドラマ、アニメを大画面で楽しむ時間は何にも代えがたい至福のひとときですよね。でもそんな楽しい時間に「音」の問題で悩まされたことはありませんか?例えば家族が寝静まった深夜にアクション映画を見たいけれど、爆発音やBGMがうるさくて音量を上げられない。あるいはキッチンで換気扇を回しながら料理をしている最中にテレビの音が全然聞こえなくてストーリーが追えない。そんな時「Fire TV Stick」に「Bluetooth」対応のイヤホンやスピーカーを繋ぐことができれば全ての悩み解決し、そこには大迫力のサウンドを自分だけで独占できる最高の環境が待っています。
でもいざ試そうとすると「そもそもファイヤースティックにBluetoothは繋げられる?」と基本的な疑問が湧いてきたり、設定画面を開いてみても項目が多くて具体的に「ファイヤーTVにBluetoothを接続するには」どのメニューを進めばいいのか迷ってしまう方も多いはずです。私自身も最初は設定方法がわからず「Fire TVのBluetooth設定方法」をネットで必死に探し回った経験があります。説明書もシンプルすぎて、詳しい手順までは書いていないことが多いんですよね。
またせっかく「Amazonでも買える」便利な「キーボード」や高音質なヘッドホンを用意したのになぜか「Bluetoothが接続されない理由」が特定できず、焦って冷や汗をかいたこともありました。特に楽しみにしていた映画を見ようとした瞬間に「イヤホン接続できない」トラブルや「スピーカー接続できない」といった事態に直面すると、せっかくの視聴時間が台無しになってしまいストレスだけが残ってしまいます。
無事に繋がったとしても今度は映像と音のタイミングが合わない「遅延」が気になったり、「コーデック」による音質の劣化やノイズに戸惑うこともあるかもしれません。そこで今回はBluetooth機器の接続手順から「接続できない」時の原因別対処法、さらには使わなくなった機器の整理に便利な「削除」方法まで私の数々の失敗と成功の実体験を交えて徹底的に解説します。
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この記事の内容
- Fire TV StickにBluetoothイヤホンやスピーカーを接続する正確かつ具体的な手順
- 音が聞こえない、途切れる、ペアリングできないといったトラブルの完全な解決策
- 音ズレ(遅延)を最小限に抑えるための設定テクニックと、遅延が発生する仕組み
- キーボードやコントローラーなど、イヤホン以外の便利な周辺機器の活用方法
Fire TV StickでBluetoothを接続する手順

※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
Fire TV Stickは見た目はUSBメモリのような非常にコンパクトなデバイスですが、実は中身はスマートフォンと同じAndroidベースのシステムで動いており、Bluetooth機能に関しても驚くほど多機能なポテンシャルを秘めています。ここでは基本的な接続の仕組みから、実際にペアリングを完了させるまでの手順を初心者の方でも絶対に迷わないようにガイドしていきます。
ファイヤースティックにBluetoothは繋げられる?
結論から申し上げますと、Fire TV StickはBluetooth接続に標準で対応しています。
これは最新のハイエンドモデルである「Fire TV Stick 4K Max」に限らずスタンダードな「Fire TV Stick(第3世代)」や、コスパ重視の「Fire TV Stick Lite」など現在Amazonで販売されている現行モデルであればほぼ全てで利用可能です。
「テレビに挿して映像を見るものだから、音はテレビのスピーカーから出るのが当たり前じゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。確かに基本はそうですがFire TV Stick本体にはBluetoothの送信機能が内蔵されています。つまりFire TV Stickが再生している映像の「音」のデータだけを、テレビを通さずに直接ワイヤレスで飛ばすことができるのです。
具体的には以下のような機器をワイヤレスで接続することが可能です。
接続できる主なBluetooth機器の例
- ワイヤレスイヤホン / ヘッドホン
深夜の映画鑑賞や、没入感を高めたい時に最適です。
ノイズキャンセリング機能付きなら、周囲の雑音を消して世界に入り込めます。 - Bluetoothスピーカー / サウンドバー
テレビのスピーカーが貧弱な場合、手持ちのポータブルスピーカーを繋ぐだけで迫力が段違いになります。 - ネックスピーカー
耳を塞ぎたくないけれど、手元でしっかり音を聞きたい場合に便利です。
家事をしながらの「ながら見」に最強のアイテムです。 - ゲームコントローラー
クラウドゲームサービスを楽しむために必須です。 - マウス / キーボード
検索入力やブラウザ操作をパソコンライクに行えます。
ただしここで一つだけ重要な注意点があります。それは「Fire TV Stickは、あくまで音を『送信』する側である」という点です。
どういうことかと言うと、例えば「スマートフォンの音楽をBluetoothで飛ばして、Fire TV Stick経由でテレビから流したい」といった使い方は、標準機能ではできません(これはFire TV Stickが『受信』側になる必要があるためです)。Fire TV StickのBluetooth機能は、基本的に「Fire TV Stickの音を、外部の機器で聞く」ためにあると考えてください。
また一度に音を出せるBluetoothオーディオ機器は「原則として1台のみ」です。カップルや夫婦で2つのイヤホンを使って同時に同じ映画を見たい、という「デュアルオーディオ」のような機能は残念ながらFire TV Stick本体には搭載されていません(別途トランスミッターなどの機器が必要になります)。この仕様を知らずに「2台目が繋がらない!」と悩む方が多いので、まずはこの基本仕様を押さえておきましょう。
ファイヤーTVにBluetoothを接続するには
それでは実際に機器を接続する具体的な手順を見ていきましょう。Fire TVのメニュー画面はアップデートによってデザインが変わることがありますが、基本的な階層構造は大きく変わりません。設定メニューの深い場所にあるため、最初は少し見つけにくいかもしれませんが一度覚えてしまえば簡単です。
- まずFire TVを起動し、ホーム画面を表示させます。リモコンのホームボタンを押せば確実です。
- 画面の中央にあるメニューバーから、一番右端にある歯車アイコン(設定)を選択します。ここが全ての設定の入り口です。
- 表示されたアイコンの並びの中から「コントローラーとBluetoothデバイス」という項目を探してクリックします。ゲームコントローラーのイラストが目印です。
- 次に表示されるメニューで「その他のBluetoothデバイス」を選択します。
※ここで一番上の「Amazon Fire TVリモコン」を選んでしまう方が非常に多いのですが、それは付属リモコンの設定用なので間違えないようにしましょう。 - 「Bluetoothデバイスを追加」をクリックします。
この「Bluetoothデバイスを追加」を押した瞬間、Fire TV Stickは「スキャンモード(探索モード)」に入ります。画面には「デバイスを検索中...」といったメッセージが表示され、周囲にある接続可能なBluetooth機器を探し始めます。
ここで最も重要なのが接続したいイヤホンやスピーカー側を必ず「ペアリングモード」にするという操作です。これがBluetooth接続における最大の難関であり、つまづきポイントです。
多くの人が陥る「ペアリングモード」の罠
「イヤホンの電源を入れただけ」では、ペアリングモードにならない機種がほとんどです。
例えばAirPodsなどの完全ワイヤレスイヤホンの場合、ケースの蓋を開けた状態で背面のボタンを長押しする必要があります。
SonyやBoseなどのヘッドホンの場合、電源ボタンを「電源がオンになってもさらに押し続ける」ことでペアリングモード(LEDが青と赤に交互点滅するなど)になる機種が多いです。
必ずお手持ちの機器の説明書で「ペアリングモードにする方法」を確認し、機器が点滅している状態にしてからFire TV画面上の操作を行ってください。
機器が正しくペアリングモードになっていれば、数秒から十数秒でFire TVの画面上のリストに、あなたのイヤホンやスピーカーの製品名(例:WH-1000XM4, AirPods Proなど)が表示されます。リモコンでその名前を選択して決定ボタンを押せば、接続処理が始まります。
Fire TVのBluetooth設定方法と削除
リストから機器を選んで決定した後、画面右下に「(デバイス名)が接続されました」という通知が表示されれば、接続成功です。この時点で、テレビのスピーカーからの音は消え(一部のテレビ設定を除く)、接続したイヤホンやスピーカーから音声が流れ始めます。まずはYouTubeなどで動画を再生して、音が聞こえるか確認してみましょう。
一度ペアリング設定を行えば次回からはイヤホンの電源を入れるだけで自動的に接続されることが多いですが、機種によっては自動接続されないこともあります。その場合は再び「設定」→「コントローラーとBluetoothデバイス」→「その他のBluetoothデバイス」を開き、リストにある自分の機器名を選んで決定ボタンを押せば、すぐに再接続されます。
さて長くFire TV Stickを使っていると買い替えた古いイヤホンや、友人が遊びに来た時に繋いだスピーカーなど使わなくなった機器がリストに残ったままになることがあります。リストがごちゃごちゃしているといざ新しい機器を繋ぎたい時にどれを選べばいいか分からなくなりますし、誤って接続してしまうトラブルの元にもなります。そんな時は不要なデバイスをリストから「削除(登録解除)」しておきましょう。
登録解除(削除)の完全手順
1. 「設定」>「コントローラーとBluetoothデバイス」>「その他のBluetoothデバイス」を開きます。
2. 削除したい機器の名前にカーソルを合わせます(決定ボタンは押しません)。
3. その状態で、Fire TVリモコンの「メニューボタン(三本線のハンバーガーマーク)」を押します。
4. 画面右下に「このデバイスのペアリングを解除しますか?」という確認メッセージが表示されます。
5. 決定ボタンを押して「確認(OK)」を選べば、リストからきれいに削除されます。
ちなみにBluetooth接続の調子が悪い時(頻繁に切れる、音が出ないなど)はこの削除機能を使って一度登録を消し、最初からペアリングをやり直すことで嘘のように直ることがあります。「困ったら削除して再登録」は、Bluetoothトラブルシューティングの基本テクニックとして覚えておいて損はありません。
Amazonでも買えるキーボード等の機器
Bluetooth接続と言えばイヤホンやスピーカーなどのオーディオ機器をイメージしがちですが、私が個人的に強くおすすめしたいのがBluetoothキーボードやマウスの活用です。Fire TV Stickを使っていて「検索ワードの入力が面倒くさい!」と感じたことはありませんか?
YouTubeで動画を探す時やブラウザでウェブサイトを見る時、リモコンの十字キーを使って画面上のキーボードを一文字ずつポチポチ選ぶのは、正直言ってかなりのストレスです。パスワード入力なんて、一文字間違えただけで絶望的な気分になりますよね。そんな時、手元にBluetoothキーボードがあればパソコンと同じ感覚でサクサク文字入力が可能です。
長い動画タイトルや複雑なパスワードも一瞬で入力完了。これだけでFire TV Stickの利便性が爆上がりします。またBluetoothマウスを繋げばブラウザアプリ(Silkブラウザなど)でのスクロールやリンクのクリックがPCライクに行えるようになり、大画面でネットサーフィンを楽しむ際も快適そのものです。さらにゲーム好きの方にはゲームコントローラーの接続もおすすめです。
Fire TV Stickでは「Amazon Luna」などのクラウドゲームサービスやアプリストアのゲームを遊ぶことができますが、付属のリモコンでは操作が困難なゲームも多いです。PS4(DualShock 4)、PS5(DualSense)、Xbox Wireless Controllerなどは公式に対応しており、Bluetooth接続することで家庭用ゲーム機と同じ感覚でプレイできます。
周辺機器選びのポイント
これらの周辺機器は、Amazonでも手軽に買える2,000円〜3,000円程度の安価な汎用品で十分機能します。
選ぶ際はUSBレシーバー(ドングル)を挿すタイプではなく、「Bluetooth内蔵」のタイプを選ぶようにしてください(Fire TV StickにはUSBポートがないため、レシーバータイプを使うには別途分岐ケーブルが必要になり面倒です)。
Fire TV StickのBluetoothの不具合対策

※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
「手順通りやったはずなのに、なぜか繋がらない」「音は出るけどブツブツ途切れて不快」「音が小さすぎて聞こえない」。便利なBluetooth機能ですが目に見えない電波を使う特性上、どうしてもこうしたトラブルは付きものです。しかし原因さえ分かれば解決できるケースがほとんどです。
ここからは私がこれまでに遭遇したトラブルの実体験に基づき、症状別の具体的な解決策を掘り下げて解説します。サポートセンターに電話する前に、ぜひこれらを試してみてください。
Bluetoothが接続されない理由
「デバイスを追加」を押してスキャンしてもいつまで経ってもリストに目的の機器が出てこない、あるいはリストには出るけれど選択すると「接続できませんでした」とエラーになる。この現象に直面した時、疑うべき原因は主に以下の3つに絞られます。
接続できない3大原因とチェックポイント
- ① 相手側がペアリングモードになっていない(最重要)
先ほども触れましたが、これが原因の8割を占めます。
特に、以前そのイヤホンをスマホやタブレットで使ったことがある場合は要注意です。
イヤホンの電源を入れた瞬間、近くにあるスマホに勝手に自動接続されてしまいFire TV Stickからの呼びかけを無視している状態になっていることが多々あります。
対策:必ずスマホやタブレットのBluetooth設定を一時的に「オフ」にしてから、イヤホンをペアリングモードにしてください。 - ② 距離が遠すぎる・障害物がある
Fire TV Stickはテレビの背面(裏側)に隠れるように挿さっています。
テレビ本体は巨大な金属の塊であり、電波を遮断する壁となります。
Bluetoothの電波は障害物に弱いため、テレビの裏から視聴位置までの電波が届きにくくなっている可能性があります。
対策:Fire TV Stickに付属していた「HDMI延長ケーブル(数センチの短いケーブル)」を必ず使いましょう。
これを使うことで本体がテレビの背面から少し離れ、電波感度が劇的に改善します。 - ③ 電波干渉(混信)が起きている
Bluetoothは「2.4GHz帯」という周波数を使っていますがこれはWi-Fiや電子レンジ、コードレス電話など家中のあらゆる機器が使っている混雑した周波数帯です。
これらが干渉し合うと、接続が拒否されることがあります。
イヤホン接続できない時の対処法
リストには表示されているのに決定ボタンを押してもグルグル回るだけで繋がらない、あるいは「接続できません」というエラーメッセージが出る場合。これはFire TV Stick側のBluetoothシステムが一時的にフリーズしているか、バグを起こしている可能性が高いです。このような場合、最も効果的で手っ取り早い解決策は「Fire TV Stickの再起動」です。電源ケーブルを抜いて挿し直すという物理的な方法でも良いですが、メニューからスマートに行う方法があります。
【再起動の手順】
「設定」→「マイFire TV」→「再起動」を選択します。画面が一度暗くなり、Amazonのロゴが出て起動し直します。これだけで内部のBluetoothドライバーがリセットされ、嘘のようにあっさり繋がることが多々あります。トラブルが起きたら、まずは再起動。これは鉄則です。
また「接続はできたけど、音が異常に小さい(または大きい)まま調整できない」というトラブルもよくあります。特にAirPodsなどの一部の製品で起こりやすい現象です。これは「絶対音量(Absolute Volume)」という機能の相性問題が原因です。残念ながらFire TV Stickの設定だけでこれを完全に直すのは難しいのですが、対処法として「イヤホン自体に物理的な音量ボタンがついている製品を使う」か、あるいは「音量調整機能付きのBluetoothトランスミッターをテレビの音声出力端子に繋いで、そこから飛ばす」という方法が確実です。
スピーカー接続できない場合の解決策
Bluetoothスピーカーを接続しようとして失敗する場合、イヤホンと同じ原因に加えてスピーカー特有の「プロファイル」や「著作権保護技術」の問題が関係していることがあります。専門的な話になりますが、Fire TV Stickはオーディオ用として「A2DP」というプロファイルを使っています。非常に古いスピーカーや通話専用のヘッドセットなどはこのプロファイルに対応していない場合があり、その場合は接続できません。
また日本では「SCMS-T」という著作権保護技術に対応していないスピーカーだと一部のテレビ音声が流れないことがありますが、最近のAnkerやJBL、Sonyなどの一般的なスピーカーであればほぼ対応しているので心配はいりません。むしろここで強調しておきたいのは、Amazonのスマートスピーカー「Echo(エコー)」シリーズをお持ちの方へのアドバイスです。
Echo端末を使っているなら「Bluetooth接続」は損!
Echo DotやEcho StudioなどはBluetoothスピーカーとしても使えますが、Fire TV Stickと連携させるならBluetoothメニューからペアリングするのはおすすめしません。
なぜならBluetooth接続だと音質が劣化し、遅延も発生しやすいからです。
その代わりに「Alexaホームシアター」という機能を使いましょう。
これはWi-Fi経由で音声を伝送するAmazon独自のシステムでBluetoothとは比較にならない高音質と低遅延、そして安定した接続を実現します。
設定は「設定」→「ディスプレイとサウンド」→「Alexaホームシアター」から行えます。
もしEchoをお持ちなら、ぜひこちらを試してみてください。
うまく接続できない時の確認事項
「接続はできているけれど、音がブツブツ途切れる」「見ているとWi-Fiが遅くなって画質が悪くなる」。このような複合的なトラブルに悩まされている場合、犯人はほぼ間違いなく「Wi-Fiの周波数帯」です。先ほど少し触れましたが、Bluetoothは「2.4GHz帯」という電波を使っています。もしあなたのFire TV Stickが自宅のWi-Fiルーターの「2.4GHz帯」に接続されているとどうなるでしょうか?
Fire TV Stickの中にある小さなアンテナひとつでYouTubeの映像データ(Wi-Fi 2.4GHz)を受信しながら、同時にイヤホンへの音声データ(Bluetooth 2.4GHz)を送信することになります。これは片側一車線の道路で上りと下りの車が同時に走ろうとするようなもので、大渋滞(干渉)が起きて当然なのです。この問題を解決する唯一にして最強の特効薬は、Fire TV StickのWi-Fi接続先を「5GHz帯」に変更することです。
5GHz帯への変更手順
1. 自宅のWi-Fiルーターのラベルを確認します。
SSID(ネットワーク名)が2つ書いてあるはずです。
2. 一般的に「Buffalo-G-xxxx」のように「G」が入っているのが2.4GHz帯、
「Buffalo-A-xxxx」のように「A」が入っているのが5GHz帯です。
3. Fire TV Stickの「設定」→「ネットワーク」を開き、
現在接続しているのが「G」の方であれば「A」の方(5GHz帯)に接続し直してください。
Wi-Fiを5GHz帯に逃がしてあげることでBluetoothが使う2.4GHz帯の道路が空き、干渉がなくなります。Wi-Fiルーターが対応しているなら、Fire TV Stickは必ず5GHz帯で接続しましょう。これだけで、音飛びや接続切れの9割は解決すると言っても過言ではありません。
コーデックの違いと遅延への影響
Bluetooth接続で映画やドラマを見ていると、「役者の口の動きと声がほんの少しズレている」と感じることがあります。これは「遅延(レイテンシ)」と呼ばれる現象で、Bluetoothの仕組み上、どうしても避けられない課題です。音声データは一度圧縮されて無線で飛ばされ、イヤホン側で解凍されて音になります。
この処理にかかる時間が遅延となります。Fire TV Stickは主に「SBC」や「AAC」という標準的なコーデック(音声圧縮方式)を使用しています。これらは音楽再生には十分な品質ですが映像との同期という点では、構造上どうしても0.1秒〜0.2秒程度の遅延が発生してしまいます。
残念ながら、低遅延で有名な「aptX LL (Low Latency)」などのコーデックには、Fire TV Stick自体が対応していません。「じゃあ、この口パクのズレは我慢するしかないの?」と思われるかもしれませんが、諦めるのは早いです。Fire TV Stickには、このズレを補正するための機能が備わっています。
AVシンクの調整方法
1. 「設定」→「ディスプレイとサウンド」→「オーディオ」へと進みます。
2. メニューの中から「AVシンクの調整」を選択します。
3. 画面にバウンドするボールの映像とビープ音が流れます。
4. リモコンの左右ボタンを押して、ボールがラインに当たる瞬間と音が鳴る瞬間がぴったり合うように調整します。
この設定を行うことで、映像の表示タイミングを意図的にわずかに遅らせ、遅れて届くBluetooth音声とタイミングを合わせることができます(リップシンク機能)。違和感がある場合は、ぜひこの調整を試してみてください。ただしニュース番組のような「顔のアップで喋り続ける映像」ではズレが気になりやすいですが洋画の吹き替え版やアニメであれば、元々口の動きが合っていないため遅延はそれほど気にならないことが多いです。
Fire TV StickのBluetooth機能まとめ

※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
総括
今回は「fire tv stick bluetooth」というキーワードで検索されている方に向けて、接続方法からトラブルシューティングまでを網羅的に解説してきました。
Fire TV StickのBluetooth機能を使いこなせば家族に気兼ねなく大音量で映画の世界に没頭できたり、お気に入りのスピーカーを使ってライブ映像を臨場感たっぷりに楽しんだりと自宅でのエンターテインメント体験が間違いなくワンランク向上します。
設定自体は一度覚えてしまえばとても簡単です。
もし「繋がらない」「音が途切れる」と困ったときは、以下の2点をまず確認してください。
1. スマホのBluetoothをオフにして、イヤホンが他の機器に繋がっていないか確認する。
2. Fire TV StickのWi-Fiを5GHz帯に変更し、電波干渉を防ぐ。
この2つを実践するだけで、トラブルのほとんどは解決します。
ぜひあなたもFire TV StickとBluetooth機器を組み合わせて、自分だけの快適なワイヤレス視聴環境を作ってみてくださいね。
※本記事の情報は執筆時点の著者の体験に基づくものであり、全ての機器での動作を保証するものではありません。
機器の設定変更等は自己責任において行ってください。
正確な情報は各メーカーの公式サイトをご確認ください。
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