Amazon Echoの音量、もう少し細かく調整できたら…と思ったことはありませんか?
amazon echoの音量微調整は多くのユーザーが抱える悩みです。
声で指示してもアレクサの音量調整ができない、あるいは急に音量が勝手に変わる、単純に音量がうるさい、逆にアレクサのBluetooth接続だと音量が小さいと感じることも。
寝る前にアレクサの声が大きすぎるのも困りますよね。
Echo Budsの音量が大きいという声や、Amazon Musicの音量調整ができないといった特定の問題もあります。
この記事ではEchoの音量設定の基本からアレクサの音量を変えるにはどうすれば良いか、Alexaアプリで音量調整はできる?といった疑問、さらには音楽だけ音量を変えたり好みの音量に固定したりする方法まであらゆる解決策を解説します。
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この記事の内容
- Echoの音量が大きすぎ・小さすぎになる原因
- 声やアプリ、物理ボタンでの具体的な音量調整方法
- 定型アクションを使った1%単位での微調整テクニック
- 音楽やAlexaの応答音声などケース別の設定方法
amazon echoの音量で困る?微調整できない悩み
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
ポイント
アレクサで音量調整できない主な原因
「アレクサ、音量を上げて」と頼んでも思ったように調整できない、あるいは指示が通らないと感じた経験はありませんか。
実はその背景にはAlexaの仕様上の理由と、利用環境に起因する理由の2つが大きく関わっています。
これらの原因を正しく理解することが、ストレスなくEchoデバイスを使いこなすための第一歩です。
仕様上の根本的な原因:10段階ステップの壁
Alexaに音声で音量調整を頼んだ際に「ちょうどいい音量」になりにくい最大の理由は、音声コマンドによる音量レベルが「0から10」の11段階に限定されているという根本的な仕様にあります。
これは誰でも簡単に操作できるよう、あえてシンプルな段階設定にしているためと考えられます。
しかしそのシンプルさゆえに音量を1段階上げただけで急に大きすぎると感じたり、逆に下げると物足りなく感じたりする「帯に短し襷に長し」といった状況が生まれやすいのです。
「音量2と音量3の間が欲しいのに…」と思いますよね。
残念ながら「アレクサ、音量2.5にして」といった細かい指示は仕様上通らず、「10段階で設定できます」と返されてしまいます。
これが微調整を難しくしている根本原因なのです。
聞き取り・認識に関する環境的な原因
もう一つの原因は、Alexaがあなたの声を正確に聞き取れていない可能性です。
どんなに高性能なマイクを搭載していても、以下のような状況では音声認識の精度が落ちてしまうことがあります。
- テレビの音やBGMが大きく流れている
- 家族の会話や子供の声がしている
- エアコンや空気清浄機の作動音が大きい
- Echoデバイスとの距離が遠すぎる、または壁などで遮られている
このような環境ではAlexaが指示をノイズと判断してしまったり、別の言葉として誤認識したりして結果的に「音量調整ができない」という状況につながります。
見落としがちなその他の原因
上記の2つ以外にも、以下のような見落としがちな原因も考えられます。
- ネットワーク接続の不安定
Wi-Fiの接続が不安定だと音声コマンドがAmazonのサーバーへ正常に届かず、無反応になることがあります。 - デバイスの一時的な不具合
長時間稼働していることによる、一時的なソフトウェアのフリーズも原因の一つです。
この場合、Echoデバイスの電源アダプタを一度抜き、30秒ほど待ってから再度差し込む「再起動」で改善することがほとんどです。
音量調整できない原因まとめ
このように、音量調整がうまくいかない原因は一つではありません。
仕様上の限界と、騒音やネットワークといった環境要因が複合的に絡み合っているケースがほとんどです。
だからこそ音声コマンドだけに頼るのではなく、物理ボタンやAlexaアプリといった他の調整方法を知っておくことが非常に重要になります。
なぜか音量が勝手に変わる時のチェック点
「触ってもいないのに、急にEchoの音量が大きくなった」「静かに音楽を聴いていたはずが、いつの間にか音が小さくなっている…」そんな不可解な経験はありませんか。
意図しない音量変化は驚きますし、不便ですよね。
この現象は故障ではなく、いくつかの設定や仕様が原因であることがほとんどです。
チェックすべきポイントを一つずつ見ていきましょう。
原因①:Bluetoothデバイスとの「絶対音量」連携
最もよくある原因がスマートフォンやPCなど、Bluetoothで接続している機器の音量とEchoの音量が連動しているケースです。
これは「絶対音量」と呼ばれる機能で接続元のデバイスで音量を操作すると、接続先のスピーカー(この場合はEcho)の音量も同時に変わる仕組みです。
例えばカバンやポケットの中に入れたスマートフォンの音量ボタンが何かに当たって押されてしまい、意図せずEchoの音量が変わってしまう…というのは、非常によくあるシナリオです。
またスマートフォンで見ていた動画アプリの再生画面で音量スライダーを触った場合なども同様です。
心当たりがないか、一度Bluetoothで何らかのデバイスに接続していないか確認してみましょう。
対策:使わない時はBluetooth接続をオフに
この現象を防ぐ最も確実な方法は、Echoで音楽を聴かない時はお使いのスマートフォンなどのBluetooth設定をオフにしておくことです。
これで、意図しない音量連動を完全に防ぐことができます。
原因②:忘れている「定型アクション」やスキルの存在
次に考えられるのが、ユーザー自身が過去に設定した「定型アクション」や、追加した「スキル」が自動的に作動しているケースです。
例えば、以下のような定型アクションを設定したことを忘れていないでしょうか。
- 「おはよう」と声をかけると、音量4でニュースを読み上げる
- 毎朝7時になると、音量5でアラームと共に音楽を流す
- 「おやすみ」と言うと、音量1でヒーリングミュージックを再生する
お試しで設定したものがそのまま有効になっていて、特定の時間やフレーズをきっかけに自動で音量を変更している可能性があります。
また一部のサードパーティ製スキルにはスキル独自の音量調整機能が含まれている場合があり、それが影響していることも考えられます。
原因③:家族による意図しない操作(マルチデバイスの罠)
ご家族など複数人で同じAmazonアカウントを共有している場合、これも意外な落とし穴になります。
例えば家族が別の部屋で自分の部屋にあるEchoデバイスの音量をAlexaアプリで調整しようとした際、誤ってリビングのEchoデバイスを選択して音量を変えてしまうというケースです。
操作した本人に悪気はなく気づいていないことが多いため、もし原因不明の音量変化が起きたら一度ご家族に確認してみるのも一つの手です。
音量が勝手に変わる?トラブルシューティング手順
原因が特定できない場合は、以下の手順でチェックしてみてください。
- Bluetooth接続の確認
まず、お使いのスマホやPCのBluetooth設定画面を開き、Echoに接続されていないか確認します。
接続されている場合は一度切断して様子を見ます。 - 定型アクションの棚卸し
Alexaアプリを開き「その他」→「定型アクション」の順に進みます。
有効になっているアクションを一つずつ見直し音量設定が含まれていないか、不要なものはないか確認し無効化または削除します。 - 家族へのヒアリング
同居しているご家族に、誤って他の部屋のEchoを操作していないか尋ねてみます。 - 最終手段としての再起動
上記すべてに当てはまらない場合、デバイスの一時的な不具合も考えられます。
Echoの電源アダプタを抜き30秒ほど待ってから再度接続し、再起動させてみましょう。
Echoの音量がうるさいと感じる時の対策
Amazon Echoを使っていて多くの人が直面するのが、「音量2では小さすぎるのに、音量3では大きすぎる」という問題です。
特に集合住宅や静かな寝室で深夜に音楽を聴きたい時など、この「音量2と3の壁」は非常に悩ましいもの。
これはスピーカーの性能が良いからこそ、1段階の変化が大きく感じられてしまう現象でもあります。
音声で「音量を下げて」と頼んでも、大雑把な調整しかできないため根本的な解決にはなりません。
しかし、ご安心ください。
この問題を解決するための具体的な対策がいくつか存在します。
対策①:すぐに試せる物理ボタンでの直感的な調整
最も手軽で、今すぐに試せるのがEchoデバイス本体の上部にある物理的な「-(マイナス)」ボタンで調整する方法です。
実は音声操作が10段階(0-10)であるのに対し、物理ボタンやアプリでの調整はモデルにもよりますが20段階以上のより細かいステップで音量を変更できます。
「もう少しだけ小さくしたい…」そんな時は、手を伸ばして本体のボタンを直接ポチッと押すのが一番早い解決策です。
音声操作のスマートさとは別に、この物理ボタンの確実性と繊細さは覚えておくと非常に役立ちますよ。
ボタンを1回押すごとに、音声操作の1段階よりもはるかに小さい単位で音量が変化するため「2と3の間」の絶妙な音量を見つけやすくなります。
対策②:手元のスマホで解決するAlexaアプリでの調整
Echo本体が手の届かない場所にある場合は、スマートフォンのAlexaアプリを使った調整が便利です。
アプリを使えば、物理ボタンと同様に細かい段階での音量調整が、手元の画面上で直感的に行えます。
- Alexaアプリのフッターメニューから「デバイス」を選択
- 「Echo・Alexa」から該当のデバイスをタップ
- 表示される「音量」のスライダーを左右に動かして調整
ソファでくつろいでいる時やベッドに入ってからでも手軽に操作できるのが、この方法の大きなメリットです。
対策③:「置き場所」を変えて音の響きをコントロール
意外と見落とされがちですが、Echoを置く場所を変えるだけで、音の聞こえ方は大きく変わります。
もし「音が響きすぎてうるさい」と感じるなら、以下の点を試してみてください。
- 壁際から少し離す
壁の近くに置くと音が反響して大きく、また低音が強調されて聞こえがちです。
壁から15cm〜20cmほど離すだけで、音の響きが抑えられます。 - 硬いテーブルの上を避ける
ガラスや硬い木材のテーブルの上は、音が振動して響きやすくなります。
厚手の布やコルクマット、インシュレーターなどの上に置くと、不要な振動が吸収され音がマイルドになります。
音質改善にも繋がる豆知識
この「置き場所」の工夫は、単に音量を抑えるだけでなく、不要な反響音を減らしてクリアな音質にする効果も期待できます。
ぜひ一度、設置環境を見直してみてください。
それでも満足できない場合の「最終手段」
上記3つの対策でほとんどのケースは改善されますが「毎日決まった時間に、決まった音量にしたい」「自分だけの完璧な音量を一発で呼び出したい」という場合は「定型アクション」機能を使うのが最強の解決策です。
後のセクションで詳しく解説しますが、この機能を使えば1%単位という究極の微調整が可能になります。
アレクサの声が大きすぎる問題の解決法
音楽やメディアの音量とは別に、「Alexa自身の応答する声が大きすぎる」と感じることはありませんか。
特に家族が寝静まった深夜や赤ちゃんがいる部屋、静かに集中して作業している時にいきなりはっきりとした声でAlexaに応答されて思わず「ビクッ!」としてしまった経験は多くのユーザーが共有する悩みです。
これはBGMなどがない無音の状態から突然発話されるため、実際の音量以上に際立って聞こえてしまうのが原因です。
ご安心ください、この問題をスマートに解決するための機能が複数用意されています。
解決策①:声色を優しく変える「ささやきモード」
最も有名で効果的なのが「ささやきモード(ウィスパーモード)」です。
この機能を有効にするとこちらがささやき声で話しかけた際に、Alexaも声のトーンを落としささやき声で応答してくれるようになります。
夜中に電気を消したあと「アレクサ、明日の天気は?」とそっと尋ねたい時などに最適な機能です。
家族を起こす心配もなく、Alexaとのやり取りができますよ。
設定方法
設定は、音声コマンドまたはAlexaアプリから簡単に行えます。
- 音声で設定
お使いのEchoデバイスに向かって「アレクサ、ささやきモードをオンにして」と話しかけます。 - アプリで設定
Alexaアプリを開き「その他」→「設定」→「音声による応答」の順に進み「ウィスパーモード」のスイッチをオンにします。
重要:ささやきモードの注意点
「ささやきモード」は応答音声の声色を変える機能であり、音量そのものを下げるものではありません。
そのためアラーム、タイマー、リマインダー、通知音などは設定されている通常の音量で鳴ります。
就寝時にアラームを設定する際は、別途アラーム音量を小さくしておくことを忘れないようにしましょう。
解決策②:賢く自動調整する「アダプティブボリューム」
「ささやき声じゃなくて、単純に状況に応じて応答音量を変えてほしい」というニーズに応えるのが「アダプティブボリューム」機能です。
これをオンにするとAlexaが周囲の騒音レベルを検知し、応答音量を自動的に調整してくれます。
- 静かな環境では… 小さめの声で応答
- 騒がしい環境では… 聞き取りやすいように大きめの声で応答
テレビがついているリビングや日中と夜間で人の出入りが変わる場所など、環境音が変化しやすい場所に置いているEchoデバイスに最適な機能です。
設定は「アレクサ、アダプティブボリュームをオンにして」と話しかけるだけです。
解決策③:能動的に音量を制御する「定型アクション」
特定のシーンで確実に決まった音量で応答してほしい場合には「定型アクション」の応用が有効です。
例えば「おやすみ」という言葉をきっかけに、強制的に音量を下げてから挨拶をさせることができます。
設定例:「おやすみ」で音量を10%にして挨拶
- 定型アクションの作成画面で、実行条件(トリガー)を「音声」に設定し開始フレーズを「おやすみ」にします。
- アクションを追加し、まず「デバイスの設定」から音量を「10%」に設定するアクションを追加します。
- 続けてアクションを追加し「Alexaのおしゃべり」から「定型文」を選び「おやすみなさい」と入力します。
こうすることで「おやすみ」と言うとまず音量が10%に下がり、その小さな音量で「おやすみなさい」と応答させることが可能になります。
あなたに合う解決策はどれ?
3つの解決策にはそれぞれ特徴があります。
ご自身の使い方に合わせて最適なものを選びましょう。
- 夜間や静かな場所で、とにかくひっそり使いたい → ささやきモード
- 環境音の変化に応じて、Alexaに賢く対応してほしい → アダプティブボリューム
- 特定のシーンで、確実に決まった音量で操作したい → 定型アクション
アレクサで音楽だけ音量を設定するには
「BGMとして音楽は小さな音で流し続けたいけど、Alexaに話しかけた時の応答はハッキリ聞こえてほしい」「逆に、音楽は迫力ある音で楽しみたいけど、曲送りなどを頼んだ時の『はい』という返事は小さくていい」…このように、音楽の音量とAlexaの応答音量を個別に設定したいというニーズは非常に多く聞かれます。
しかし残念ながら現在のEchoの仕様では、音楽も応答音声も同じ一つの「システム音量」を共有しています。
そのため音楽の音量を上げればAlexaの声も大きくなるのが基本であり、これらを直接分離する設定項目は存在しません。
ですが諦めるのはまだ早いです。
2つの「定型アクション」をセットで使うことでこの問題を擬似的に解決し、理想のリスニング環境を構築することが可能です。
解決策:「再生用」と「停止用」の定型アクションを組み合わせる
このテクニックの鍵は音楽を「再生する時」のアクションと「停止する時」のアクションをそれぞれ作り、音量設定を組み込んでしまうことです。
これにより音楽再生中だけ特定の音量になり再生を終えると元の応答しやすい音量に戻る、という自動化が実現します。
(A) 音楽再生用の定型アクション設定例
まずは、音楽を聴き始めたい時のためのアクションです。
ここでは「アレクサ、BGMスタート」という言葉をきっかけに、音量を20%にして音楽を再生する設定を作ってみます。
- Alexaアプリで「定型アクション」の新規作成画面を開きます。
- 実行条件(トリガー)を「音声」に設定し、開始フレーズに「BGMスタート」と入力します。
- アクションを追加し、「デバイスの設定」から音量を「20%」に設定します。
- さらにアクションを追加し、「ミュージック・ポッドキャスト」から、再生したいプレイリストやステーションなどを指定します。(例: Amazon Musicのお気に入りのプレイリスト)
- 設定を保存します。
(B) 通常モードに戻す用の定型アクション設定例
次に音楽を聴き終えて、Alexaの応答音量を通常レベル(例: 40%)に戻すためのアクションです。
この「戻す」アクションを作っておくことが、このテクニックを快適に使うための非常に重要なポイントです。
これを忘れると、音楽を止めた後も音量が小さいままになってしまいますからね。
- 同様に、新しい定型アクションを作成します。
- 実行条件(トリガー)を「音声」に設定し、開始フレーズに「音楽を止めて」と入力します。
- アクションを追加し、「デバイスの設定」から音楽の「再生を停止」を選択します。
(重要:音量変更の前に停止アクションを入れます) - さらにアクションを追加し、「デバイスの設定」から音量を「40%」に設定します。
- 設定を保存します。
セットで使って初めて完成するテクニック
これで、「BGMスタート」と言えば小音量で音楽が始まり「音楽を止めて」と言えば音楽が止まって応答しやすい音量に戻る、という一連の流れが完成しました。
開始フレーズは「読書タイム」「集中モード」など、ご自身の好きな言葉で自由に設定できますのでぜひ試してみてください。
応用編:目覚めを快適にする「音楽アラーム」の音量設定
直接的な分離設定ではありませんが、「音楽の音量」を賢くコントロールする関連機能として「音楽アラーム」も非常に便利です。
これは通常のアラーム音の代わりに、Amazon Musicなどから好きな楽曲やプレイリストを設定できる機能です。
さらに「昇順アラーム」というオプションを有効にすれば設定時刻に向かって徐々に音量が大きくなっていくため、いきなり大音量で起こされる不快感がありません。
Alexaアプリでアラームを新規設定する際に「サウンド」で好きな音楽を選び「昇順アラーム」のスイッチをオンにするだけで設定できます。
快適な目覚めを演出したい方におすすめの機能です。
Amazon Musicの音量調整ができない場合
「他のサービスでは問題ないのにAmazon Musicを再生している時だけ音量調整が効かない」「再生するたびに意図しない大音量になる」といった限定的な不具合は、原因が特定しにくく非常に厄介です。
音楽を楽しみたいだけなのに、もどかしいですよね。
この問題はデバイスの不具合からネットワーク、アカウント連携まで、様々な要因が考えられます。
一つずつ、簡単なものから順番に原因を切り分けていきましょう。
ステップ①:基本の「再起動」でリフレッシュ
あらゆるIT機器のトラブルシューティングの基本ですが、まずは再起動を試します。
長時間稼働による一時的なソフトウェアの不具合やキャッシュの問題が原因である場合、これだけであっさり解決することがよくあります。
- Echoデバイスの再起動
本体に電源ボタンはないため、電源アダプタをコンセントから抜きます。
そのまま30秒〜1分ほど待ってから、再度差し込んでください。 - Wi-Fiルーターの再起動
見落としがちですが、ネットワーク環境の一時的な不調が影響していることもあります。
Echoデバイスと合わせて、Wi-Fiルーターも同様に再起動してみることをお勧めします。
ステップ②:アプリとアカウントの状態を確認
デバイスの再起動で改善しない場合、次はソフトウェアやアカウント連携に問題がないかを確認します。
- アプリのアップデート
お使いのスマートフォンのアプリストアを確認し、「Alexaアプリ」と「Amazon Musicアプリ」の両方が最新バージョンになっているか必ず確認してください。
古いバージョンでは既知の不具合が修正されていない場合があります。 - アカウントの再認証
Amazon Musicアプリ側で、アカウントの認証情報に一時的な問題が発生している可能性があります。
一度Amazon Musicアプリの設定から「サインアウト」し、再度同じアカウントで「サインイン」し直してみてください。
特にこの「アプリの再サインイン」は、特定のサービスだけで問題が起こる場合に非常に有効な手段です。
ぜひ試してみてください。
ステップ③:再生環境や楽曲をチェック
それでも解決しない場合は、再生している環境や楽曲自体に原因がないかを探ります。
- Bluetooth接続の解除
もしスマートフォンなどとBluetooth接続している場合は一度接続を解除し、Echo単体でAmazon Musicを再生して音量調整ができるか試します。
これで問題が解決する場合、接続していたデバイス側に原因がある可能性が高いです。 - マルチルームミュージックの確認
複数のEchoスピーカーをグループ化して同時に音楽を再生する「マルチルームミュージック」機能を利用している場合、グループの設定が不具合の原因となることがあります。
一度Alexaアプリでグループを解除し、単体のスピーカーとして正常に動作するか確認してみましょう。 - 別の楽曲で試す
非常に稀ですが、特定の楽曲やアルバムの音源データ自体に問題があるケースも考えられます。
他のアーティストの楽曲や、別のプレイリストでも同様の問題が発生するか確認してみてください。
トラブルシューティングの基本
問題解決のコツは「簡単なことから」「影響範囲の狭いものから」試していくことです。
今回の場合「Echo本体 → アプリ/アカウント → ネットワーク/接続環境」という順で原因を切り分けていくと、効率的に問題点にたどり着きやすくなります。
ステップ④:最後の手段としての「デバイスリセット」
上記すべての方法を試しても問題が解決しない場合の最終手段が、工場出荷時の状態へのリセットです。
ただしこれはデバイスに関するすべての設定が消去される劇薬のようなものですので、実行は慎重に行ってください。
【警告】リセットする前に必ずご確認ください
デバイスをリセットすると、以下の設定がすべて消去され、最初からセットアップをやり直す必要があります。
- Wi-Fiの接続設定
- Amazonアカウントとの連携
- 設定した定型アクション、アラーム、リマインダー
- ペアリングしたBluetoothデバイスの情報
- その他すべてのカスタマイズ設定
これらの再設定を行う覚悟がある場合のみ、リセットを実行してください。
もしリセットしても問題が解決しない場合はデバイスのハードウェア的な故障も考えられるため、Amazonのカスタマーサービスへ問い合わせることを強く推奨します。
amazon echoの音量を微調整する具体的な方法
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
Echoの音量設定は?基本操作を解説
Amazon Echoの音量を調整するには、主に4つの方法があります。
それぞれの特徴を理解し、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
調整方法 | 調整段階の細かさ | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
音声コマンド | 粗い(10段階) | ハンズフリーで手軽 | 微調整ができない |
物理ボタン | 細かい(約20段階以上) | 直感的で反応が速い | デバイスの近くに行く必要あり |
Alexaアプリ | 細かい(物理ボタンと同等) | 遠隔操作が可能 | スマホの操作が必要 |
定型アクション | 非常に細かい(101段階) | 1%単位で設定・固定できる | 事前の設定が必要 |
このように手軽さを取るなら音声、細かさを取るなら物理ボタンやアプリ、そして究極の微調整を求めるなら定型アクションという使い分けが基本となります。
それぞれの具体的な操作方法を、次の項目から詳しく見ていきましょう。
アレクサの音量を変えるにはどう言う?
音声コマンドはAmazon Echoの最も基本的で便利な機能の一つです。
音量調整に関しても、いくつかの発話パターンが用意されています。
主な音声コマンドの例
- 段階的に変更する
「アレクサ、音量を上げて」
「アレクサ、ボリュームを下げて」 - 数値を直接指定する
「アレクサ、音量を5にして」
「アレクサ、ボリュームを3に設定」
※0(ミュート)から10(最大)まで指定できます。 - 最大・最小にする
「アレクサ、音量を最大にして」
「アレクサ、ボリュームを最小にして」 - ミュート(消音)する
「アレクサ、ミュートして」
「アレクサ、ミュートを解除して」 - 現在の音量を確認する
「アレクサ、今の音量は?」
「アレクサ、ボリュームを教えて」
ちなみに、日本の一般的な住環境では音量レベルを「5」以上にするとかなり大きな音に感じることが多いようです。
隣室や近隣への配慮も考えると、まずは「3」あたりから試してみるのが良いかもしれませんね。
これらのコマンドを覚えておけば、料理中や手が離せない時でもスムーズに音量調整ができます。
Alexaアプリで音量調整はできるのか
もちろんです。
スマートフォンにインストールしたAlexaアプリを使えば、より直感的に細かい音量調整ができます。
外出先から自宅のEchoの音量を確認・変更することも可能です。
アプリでの音量調整手順
- Alexaアプリを開き、画面下部のメニューから「デバイス」をタップします。
- 上部にある「Echo・Alexa」を選択し、音量を調整したいデバイス(例:「〇〇さんのEcho Dot」)をタップします。
- デバイスの設定画面が表示されたら、「音量」という項目を探してタップします。
- 画面下部に音量調整用のスライダーが表示されます。
このスライダーを左右に動かすことで、リアルタイムにEchoの音量が変更されます。
このスライダーは物理ボタンと同じくらい細かい段階で調整できるため、音声操作では難しい「ちょうどいい音量」を見つけやすいのが大きなメリットです。
操作もシンプルなので誰でも簡単に使えます。
定型アクションで好みの音量を固定する技
これまで紹介した方法では満足できない「音量2と3の間の、絶妙な音量が欲しい!」という方に向けた最終手段が、この「定型アクション」機能です。
この方法を使えば音量を1%刻みの101段階で設定し、それを特定のフレーズでいつでも呼び出せるようになります。
定型アクション設定のステップ
ここでは「アレクサ、音量を小さめにして」というフレーズで、音量が25%になるように設定する例を紹介します。
- Alexaアプリを開き、右下の「その他」から「定型アクション」を選択します。
- 画面右上の「+」アイコンをタップして、新しい定型アクションを作成します。
- まず「定型アクション名を入力」に「音量小さめ設定」など、分かりやすい名前を付けます。
- 次に「実行条件を設定」をタップし、「音声」を選びます。
開始フレーズとして「音量を小さめにして」と入力し、「次へ」をタップします。 - 続いて「アクションを追加」をタップし、下にスクロールして「デバイスの設定」を選択します。
- 音量を調整したいEchoデバイスを選択し、「次へ」を押します。
- アクションとして「音量」を選び、スライダーを動かして「25%」に設定します。「次へ」をタップします。
- 最後に右上の「保存」をタップすれば、設定完了です。
設定後、Echoに「アレクサ、音量を小さめにして」と話しかけてみてください。
音声で「音量3にします」と応答されることがありますが、実際には設定した25%の音量になっています。
アプリの音量スライダーで確認すると、正確に設定されていることが分かります。
この方法を応用すれば「読書タイム(15%)」「エクササイズ(60%)」「おやすみBGM(8%)」など、シチュエーションに応じた最適な音量を自分だけのコマンドで一発設定できます。
ぜひ活用してみてください!
amazon echoの音量を微調整する総まとめ
※画像はイメージです:100円ライフスタイル作成
総括
- 声での音量調整は10段階で大まか
- 物理ボタンでの調整は音声より細かい
- Alexaアプリのスライダーでも微調整が可能
- 究極の微調整は定型アクション機能を使う
- 定型アクションでは音量を1%単位で指定できる
- 例えば「音量25%」のようなピンポイント設定が可能
- 設定した音量は好きな音声コマンドで呼び出せる
- 「音量を上げて」ではできない絶妙な調整が実現する
- 音量が勝手に変わる時はBluetooth接続を疑う
- 意図しない定型アクションが原因のこともある
- Alexaの声が大きすぎる時は「ささやきモード」が有効
- 音楽とAlexaの応答音量は基本的に連動する
- 状況に応じて音声、ボタン、アプリ、定型アクションを使い分けるのがコツ
- 日本の住宅環境では細かい音量調整機能が特に役立つ
- この記事の方法で音量の悩みはほぼ解決できる
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